夕方 国道沿いで信号待ち
車窓からふと外に目をやると
暗くなりかけた線路沿いの道端に
お地蔵さまが見えた。
と その隣の茂みに 白い花が二つ
茂みの中に ふわり
と 浮かんでいる。
あっ!
カラスウリの花だわ!
優しい優しい白い花
白い柔らかい毛糸の繊維のような
不思議な花は 不思議な優しい匂いがしたっけ。
子供のころに見た
同じような茂みに咲くカラスウリの花
秋になると 朱色の実がなっていたっけ。
そう言えば お地蔵さまがすぐ傍に有ったっけ。
走馬灯のように 思い出が 頭を駆け巡る。
信号が変わり
車を発進させながら
今に引き戻されて
家路についた。
