FKアカデミー賞 六人言
ほらっ、自慢話と昔話ってつまらない男の常套手段よね~
桃井です。
ウソです。ドラムの中園浩之です。
賞を出すも、語るも何も、夢中になっていたのは・・・
クラスには雄たけびをあげるブルースリーがたくさんいて、自分の体に
パピヨン(蝶)をサインペンでぐりぐり描いて、タクシードライバーのように
いつか一人ぼっちの反乱を起こすため筋トレをして、電車の窓越しに
微笑みかけてくる巨大なエマニエル夫人に、「おいおい半裸やん」と
一人突っ込みいれていた、かーしむかーしむ古き時代でございます。
つまらない男でずびばせん・・・
それなりに大ヒット作は見回りましたし、ビスコンティーとか重苦しいのを
「見なければ!」という根拠の全く無い使命感から見ちゃったり、そうそう
デートのアイテムとして使った時代も長かったなー・・・
けれど今や、「結局どんな映画が好み?」的な話題になることの方が
映画を見るスパンより短くなってます。
しょうがないので単純に「映画館で何回も見たで賞」で決めます。
「ルパン三世 カリオストロの城」
学祭上映みたいの入れると、7、8回見ました。
なんせビデオが夜明けを迎えるか?ぐらいの頃ですから。
宮崎駿大先生の初監督作として、当初はもちろん今もファンは
たくさんいると思うので内容説明は省きます。純粋なアニメ(絵)と
してのクオリティーは現在のジブリ作品などと比べるのは酷ですが、
物語の導入、展開、分かりやすさ、スピード感、小物のマニア度、
山から山の時間、大野雄二の音楽、山田康夫の声、そして・・
銭形警部の最後のセリフ! 傑作です。
アニメ系が映画になると、妙に話がでかくなり人類存亡とか宇宙
大戦争とかになったりするじゃないですか。
この映画はたかが泥棒の話でギリギリたたんでるところがよかとよ!
当時、強烈に日本映画<外国映画という先入観を持っていた
ワシに衝撃が走ったのでございます。
で次に何回も見たで賞は。
「さらば青春の光」
スティングかっきー!
これはザ・フーのQuadorophenia(四重人格)というアルバムとリンクして
いる映画で、若かりしスティングがジャックナイフのようなキャラで出演し
てます。
出口の無い悶々とした「男の青春」がロックによって綴られており、
スタイルは違いますがワシ等の音楽にも似ている部分があるかと・・・
と無理やりまとめてみたりして・・・かしこ