【中学受験】<特集 Day3> 学校見学候補の選び方①
~学校見学の戦略~
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▼はじめにお読みください (過去の記事へリンクします)
【予告】中学受験 ~学校見学の戦略~
▼特集目次
Day1:学校見学に行く前に読んでください
Day2:学校見学は3年間かかります
Day3:学校見学候補の選び方① ←本日!
Day4:学校見学候補の選び方②
Day5:学校見学で見るポイント<基本編>
Day6:学校見学で見るポイント<応用編>
Day7:後記
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昨日までに、
<学校見学を考える上での大前提>
①先入観(偏見)を持たない、噂話を鵜呑みにしない
②親子ともに納得して進学できる学校を選ぶ
<志望校選定までの大まかな流れ>
4~5年生:見学20校 (情報収集校)
6年生1-2学期:見学10校 (受験候補校)
6年生2-3学期:6校に絞る(受験校)
そして、学校見学は小4からスタートしていただきたいというメッセージをお伝えしました。
◆
今日は、情報収集校の選び方についてです。
学校に見学に行く候補は、どのような基準で選んでいますか?
学校名、偏差値、交通の便、塾の先生のお薦め etc
さまざまな視点がありますが、すべてを体系的に考えて選んでおられる方は少ないのではないかと思います。
そこで、ひとつの軸(考え方)をご紹介しています。
今まで考えていなかった視点等があれば、参考にしてください。
○ステップ1:学校の条件で絞っていく
○ステップ2:候補のバランスをチェックする
◆
<ステップ1:学校の条件で絞っていく>
①通学時間・交通手段の範囲
多くのお子さんは電車・バス通学をすることになります。
自宅からの交通の便を考えて、通学可能な範囲を絞ってください。
上限は片道1時間程度ではないかと思います。
②男子校・女子校・共学校の希望
男子校、女子校があることが私立の特徴です。最近では共学校が人気ですね。
どちらが良い/悪いと言えるものではありませんから、お子さんと親御さんの強い希望がある場合は、条件としてください。
また、女の子の場合は、ミッション系の学校を含めるか否かも条件として考えましょう。
③進学校・付属校の希望
これもご家庭の方針やお子さんの希望によります。
最近では、大学付属校でも外部受験を奨励している学校もあります。
メリットは外部の大学進学を考えつつ、付属大学への内部進学という選択もとることができる点ですが、ホームページ等で必ず「実態」を調べてください。
併設大学への進学率が70%以上という学校もあれば、30%未満の学校もあります。
④どのような校風、教育理念の学校を希望しますか
それぞれに建学の精神や教育方針があり、それがまさに私学の「特徴」と言えます。
校風・教育理念とは、次のような言葉で表現できます。
・勉強重視の進学校: 駒場東邦・吉祥女子
・体育会系の学校: 開成・巣鴨
・自主尊重系の学校: 麻布・女子学院
・躾に厳しい伝統校: 晃華・世田谷学園・
・きめ細かな指導の学校: 獨協・三輪田
・理系に強い学校: サレジオ・豊島岡女子
(*学校名は一例)
あくまでどこかに分類した場合の話で、ほとんどの学校は複数の項目にあてはまります。(=一概には言えません。)
大まかに、どのような学校がいいかの目安にしていただきたいと思います。
◆
ここで挙げた4つの条件から、ご家庭の希望に合致する学校を書き出してみてください。
①は物理的条件、②は学校の制度の条件ですから、明確に切り分けができると思います。
一方、③④は内部の条件で価値判断はそれぞれですから、あまり厳密に考えないほうが得策です。
明日は次のステップとして、<候補のバランスをチェックする>をご紹介します。
引き続き、ぜひご覧ください。
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