4月、5月と続けてご不幸がありまして
何だかさみしいこの頃なのですが
5月にあったこと。

義母の姉が亡くなりまして
私も嫁いでから義母の姉妹全員に
とても良くしてもらっている。
そして、何より姉妹が仲良し。
とてもうらやましい関係性です。

この亡くなった伯母さんにも
本当によくして貰っていたのです。

残された3姉妹が
並んで座ってお経を読んでいる
その姿はまるで
3姉妹が小さな子どもの頃を
容易く想像できるような
見ているだけで泣けてくる姿でした。

通夜の席で故人に気持ちを寄せると
大概その方の気配と
今の気持ちが伝わってくるのだけれど
全く気配を感じ取れなくて
???
だったのだけど。

またそれが少し淋しくて
涙を誘うのでありました。

葬儀が終わり棺を花で埋めつくして
ふと我に返ると
【左手にかけていた数珠が無い】

え?えええ?
無い無い無いあせる
床に落ちてもない滝汗
何回見てもない!

棺の中に落としたとしか
考えられない…。
今まで落とした事なんて
なかったのになー

あちらに行くのに必要だったのかな。

去年の暮れに、義母から
その伯母さんが以前編まれた膝掛けを
貰ったのを思い出して
(会社で使っている)





コレと交換してね

という事だったのかなと、思う事にした。


そのまま最後まで過ごしました。
…数珠が無いままで汗

私の使っていた数珠は
小学校に上がる頃から使っていたもので
多分お寺さんから貰った
ノベルティグッズみたいなのもので
プラスチックの
ちゃっちいものだったのだけど
何せ40数年手元に有って
当たり前のものだったので

数珠が無くなったと気付いた時に
ふたつのことをふと思った。

ひとつは、
今に見合う自分を守るものに
変えた方がいいよ
という事かなということ。

もうひとつは
私の父方のカルマを
【物として】分かるカタチで
持っていってくださったのかな
という事。

いずれにせよ
思い出の詰まった数珠は
もうどこにもない。

そしてもうひとつ
あ。
私は本当に
嫁ぎ先の人になったんだなぁ
と、しみじみ感じた。

こんなに皆んなに大事にしてもらって
ありがたいなあ。


さあ、困ったのはそれからだ。
私は決して信心深くは無いけれど
数珠が無いって
こんなに気持ちが不安なのか状態。
どーしよう
どーしよう
どーしよう


以前仏具屋さんで見た
ラブラドライトとかいいなー
とか思っていたのだけれど
サクッと数珠について調べてみたら
故人の棺に入れてあげたり
する事があるらしい。

そこでふと我に返る。
最期、跡形もなく無くなるように
【木の数珠にしよう】

ゆっくり悩みたいけれど
何せ手元に何も無いのが不安なので
幾つかピックして
一晩寝かせて
はい決定!

サミット前日に手元に届いた。
良かったぁあー!




緑檀という木の数珠にしました。

房は柳色。


とても地味なのだけど

これはこれでよい気がする。

どーしよう病も落ち着いた爆笑


この数珠を使う度に

亡くなった伯母さんのことを

思い出せるね。