ラジオ英会話■英語のお悩み解決!夏休みスペシャル

 

 

⚠️Spoiler Alert⚠️

 

夏休みスペシャルに関する記事は、『ラジオ英会話★英語のお悩み解決!夏休みスペシャル』を質問ごとに区切って、先生方の発言を書き起こしたものです。

 

 

この放送は、本日午後9時半~10時に再放送があり、「らじるらじる」でも聴くことができます。

 

 

放送の方が、文字では伝わらない大西先生やいとうあさこさん、デイビットさんの🔥熱量🔥を感じていただけるはず。

 

 

まだ聴いておられない方は、ぜひ放送を聞いてみてください!

 

 

(なお、書き起こしは、「一字一句」というわけではありません。「はい」とか「そのー」など、内容に必要ないと思うものは私の独断と偏見でカットしています。でも、明らかに「そこは違うのでは?」という部分は、いつものようにご指摘いただけたら有難いです)

 

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

大西先生☞ O

いとうあさこさん☞ A

David さん☞ D

 

 

(会話での太字色付けは私が勝手に施したものです)

 

 

A:さて、英語を日本語で考えてしまうというお悩みで、英文読解についてもリスナーのみなさんからいくつか届いております。その中から1つご紹介いたします。福井県にお住いのアキバさんから。

 

英文を読む際に、意味を考えながら読んでしまい、時間がかかり、読んでる途中で疲れて諦めてしまいます。「ラジオ英会話」の毎日のレッスンはすっと読めるのですが、文章になると、なかなか読めないでいる】のがお悩み。

 

O:なるほどね。いやいや、これもですね、多くの方が思ってらっしゃることじゃないかと思いますけれども、ちょっと考え方変えてみましょうか。

 

私は「ラジオ英会話」の文法について、「話すための英文法ですよ」って言ってるんですが、実はこれはですね、話すだけじゃなくて、読む力も飛躍的に伸ばすこともできる文法なんですよ。

 

何でそうなのか?話すときにやってることと読むときにやってることって、同じことをやってるんです。

 

話すときにね、僕が口を酸っぱくして「ラジオ英会話」で申し上げてるのは、「頭の中のパターンに当てはめなさい」って常に言ってますよね。

 

英語の基本文型は5つあって、たとえば、SVOだったら、動詞の後ろに目的語、そのスロットにポンっと表現を置きなさいよって常に言ってますよね。

 

つまり、ネイティブは常に頭の中にある型に表現をポンポンって放り込んでいるだけなんですね。

 

だからこそ彼らは、型から逸れた文は一切口にできないし、口にしないんです。いつでもその型で分類することができるというわけですね。

 

さぁ、ここまでいいですかね?

 

でね、読解の方、読む方というのは、僕たちはね、ちょっと読み方というのを考えてみたことがあまりないかと思うんですが、でもネイティブがですね、文を読むときというのはですね、ただ漫然とじーっと眺めて頭の中に自然に入ってくる意味合いを理解しているわけではないのね。

 

読む人は、ものすごく実は忙しいことをやってるんですよ。どういう忙しいことをやってるかっていうと、「この文をつくりだした書き手は、どのパターンを使ってるのかな」っていうことを常に類推して読んでるの。

 

だって、英語っていうのは「配置の言葉」で、パターンが意味を持ってる言葉ですから、どのパターンかわからなければ意味が通じないからなんですよ。

 

つまり、話すときには、パターン通りに表現を置いていって話す。読むときには、その文の向こうにあるパターンを類推して意味を解釈するんですね。つまりそのパターン探索ということ。それが本を読む、あるいは文章を読むということの本質にあるというわけなんですね。

 

で、この方はですね、「ラジオ英会話の毎日のレッスンはスッと読める」というのは、比較的文が短いからなんですよ。短いからパターンがよくわかる。

 

でも、実際にですね、「書き言葉」っていうのは、読むときにはですね、ものすごく長い文を相手に相手にしなくてはいけないですよね。長い文というのは、1つ1つの要素がですね、ものすごく長いわけです。

 

だから、どのパターンがその後ろに流れているのかっていうのが見えづらくなってしまうんですね。

 

A:長いと。

 

O:はい。だから、それを心がければ、爆発的に読めるようになるわけです。

 

たとえば、どんなに主語が長くても、あぁこれまとめてAってことなんだな、で、動詞が is でしょ、「A is ってことじゃん」

 

で、説明語句のね、be 動詞の後ろにわーっと長い文があったとしたって、「あ、これ、主語の説明じゃん」

 

つまり、A is B. だっていう単純な文だってことを理解したら、もう勝ちなんですよ、英文解釈はね。

 

そう、私たちが、日々「話すための英文法」と称して練習してることっていうのは、考え方を変えて、同じようなことを、その逆のプロセスで、その「読み」に活かせば、すぐに英語はですね、読めるようになると私は思います。

 

A:はぁー。なるほど。

 

O:あの、もちろん、文法以外にもいろんなパターンがあるんですよ。

 

たとえば、may と来たら、but で結ぶとかね。「彼は金持ちかもしれないけど、ちょっと性格悪いっすね」って、may ..., but ~ って英語では来ますでしょ?

 

で、some と来たら、others じゃないですか。

 

で、そういうコンビネーションがわかってくると、後ろの文読まなくたって、次に何来るか予想できますからね。

 

A:そこまで行ったら上級だな。かっこいいな。

 

O:そう、それもある種のパターンなんですよ。パターンを認識するっていうことなんですよ。

 

で、ある一定のパターン、パターンが増えれば増えるほど、文は速く読めるようになる。

 

それが、ネイティブがですね、あんなに速く読める理由なんですね。パターンです。パターンをマスターして、それを読解に活かしてくださいというわけですね。

 

A:そっか、自分の言葉、日本語だとそれができてますもんね。この続き、だいたい何言ってるんだろうみたいな、それを英語でできるようになったら勝ちですね。

 

O:そうなんです。話すことだけが言葉の「攻め」じゃないんですよ。読むのも「攻め」なんです。攻めて読まなきゃいけないんです。

 

「これはどういうパターンなのか」っていうことをいつでも頭を働かして、攻めなきゃダメなんですね。積極的な行為なんですね、話すときも、読むときもね。

 

それをしっかりと頭に入れていただければ、すぐに!英文解釈の力は伸びていくと思いますよ。

 

A:なるほど。いや、何か楽しいな。今、何か読みたいです。長いやつを。

 

O:がんばってすぐにお読みください。はい。

 

ラジオ英会話

 

 

次の記事では、いとうあさこさんがお悩みを相談しておられる部分を取り上げています。

 

大西先生のズバッと解決もラストです⚡

 

See you later!