「ラジオ英会話」テキストの連載モノをざっくり振り返ってみるシリーズです

 
 
 
 
 

 

 名著への招待

 

【今月の作品】

 

オー・ヘンリー

O. Henry

 

『賢者の贈り物』

~ The Gift of the Magi ~

 

ここのところ、(私にとっては)あまりなじみのない作品が続いていましたが、今回は読んだことがある作品!!!

 

とは言うものの、鴻巣先生の解説を読むと、なじみのある作品さえ、ほとんど理解していなかったなぁと気づくのでございます(;'∀')

 

 

さて、「賢者の贈り物」

 

解説の中で先生は

 

心にしみる寓話です。本作が有名なので、オー・ヘンリーといえばハートウォーミングなお話というイメージですが、原文で読んでみるとなかなか辛辣なタッチがあるんですよ。若い夫婦へのツッコミ、皮肉、言葉遊びなどが満載されていますので、文章も味わいたいですね。今回は小説の技法にも光を当てたいと思います。

 

 

とおっしゃって、具体的に説明してくださっていますね

 

 

鴻巣先生の解説を読むと、その作品を読みたくなるんですよ、毎回!

(開いてすぐに閉じちゃう作品もありますが笑い泣き

 

 

クリスマスの読み物は『賢者の贈り物』で決まりです📕

 

 

 Chris's Ramblings

 

今月のタイトルは

 

STEREOTYPES

(固定観念)

 

「固定観念」

「偏見」

「差別」

 

どう違うのでしょう

 

 

 

今回は、この三者の違いに関するクリスさんの考察が興味深かったです

 

Stereotypes are oversimplified images or perceptions you have of people. They are formed in the mind

 

Prejudices are the usually negative feelings you have towards people based on the stereotype. These are formed in the heart.

 

Finallly, discrimination is any kind of harmful action, including hate speech, you might inflict upon those people.  This is carried out by the body.

 

(テキスト120ページより引用)

 

 

The problem is that stereotypes reduce someone to a 'type' and block us from seeing them as individual persons in all their fullness. This can easily lead to prejudice and, in the worst cases, to discrimination.

 

(同119ページ)

 

 

「よもやま話」の中で紹介されている「天国」と「地獄」のジョークにお気楽に笑ってしまった私でしたが、この記事を読んであらためて思いました

 

固定観念をできるだけ取り払い、人々に対して偏見なく接していけますように!

 

 

(毎回さりげなく(それとも意図的に?)、その月のレッスンで取り上げられた表現が使われているような気がするのですが…。今月号でも The problem is that ... が入っていますしね)

 

 

 

 英単語は語源でニャンとかなる!

 

 

第21回 よく出る語源⑤

 

tend・tent 「伸ばす」

 

tent「テント」

⇒骨組みを「伸ばして」組み立てるもの

 

 

tend to「~しやすい」「傾向がある」

⇒「傾向」は「その方向に伸びやすい」感じ

Lightning tends to strike tall objects.

 

 

attend「参加する」

at(その方向へ)+ tend(伸ばす)

「心をその方向へ伸ばす」感じ

* ad は次につながる語根に合わせて、at・ac・af のようにつづりが変わる接頭辞

 

 

extend「引き伸ばす」「拡張する」

ex(外へ)+ tend(伸ばす)

「外へ伸ばし続ける」感じ

 

 

intend「やろうとする」「意図する」

in(中へ)+ tend(伸ばす)

「それの中へ心を伸ばす」感じ

 

 

intense「激しい」

in(それの中へ)+ tense(伸ばす)

「それに向けて必死に心を伸ばしている」感じ

 

* tent・tend は tense と形を変えることがある

➫ tense「張り詰めた」も「引き伸ばされた」感じ

 

 

pretend「~するふりをする」

pre(前へ)+ tend(伸ばす)

「相手の前に言い訳を伸ばしてごまかす」感じ

 

pretended「見せかけの」「うわべだけの」

pre(前へ) + tend(伸ばす) + ed(のような)

 

 

 

 

 英語で読む武将列伝

 

 

今月号は滝川一益の巻

 

滝川一益は織田信長の「四天王」のひとり

 

one of Oda Nobunaga's Shitenno, or Four Leading Retainers 

 

 

信長の死後、一益は「織田信長の筆頭家臣のひとりで越前国と加賀国の有力大名であった柴田勝家に味方し、覇権争いのもうひとりの雄である羽柴秀吉の軍勢を打ち破ろうとしました」

 

Kazumasu allied himself with another of Oda's top retainers, Shibata Katsuie, the powerful daimyo of Echizen and Kaga, in an effort to defeat the forces of another contender for power: Hashiba Hideyoshi.

 

 

秀吉が勝利をおさめた「賤ケ岳の戦い」ののち、勝家は自害…

 

しかし一益は「降伏し、許されました」

 

But Kazumasu surrendered and was pardoned.

 

 

一益は「越前国大野で隠遁生活を送り、余生は茶の湯に没頭して過ごしました」

 

He lived a life of seclusion at Ono in Echizen province, immersing himself in the art of the tea ceremony for the rest of his life.

 

 

 

 ながめる英語図鑑

 

 

12月は【クリスマスをながめる】

 

 

●サンタクロース Santa (Claus)

 

Santa delivers presents on Christmas Eve. のように、Claus を略して Santa とだけ言うことが多い

 

 

●煙突 chimney

 

Santa came down the chimney!

 

 

●トナカイ reindeer

 

 

 

●そり sleigh

 

Santa's sleigh can fly!

 

 

●(クリスマスの)照明 (Christmas) lights
 

Let's go see the Christmas lights!

➫家を飾る照明や家の中のクリスマスツリーの照明から、街の大きなイルミネーションまで、さまざまな照明に使える

 

 

●雪だるま snowman

 

Let's make [build] a snowman!

 

 

●リース wreath

 

暖炉(fireplace)の上や玄関のドアなどに飾る

 

 

 

●アドベントカレンダー Advent calendar

 

 

 

●(クリスマスの)靴下 (Christmas) stocking

 

➫暖炉のそばにつりさげておく

➫暖炉がない家では壁や本棚、階段などにつり下げる

 

 

 

●クリスマスツリー Christmas tree

 

モミ(fir)、トウヒ(spruce)、マツ(pine)などの常緑樹を用いる

ツリーの「飾り」は ornament

 

 

 

●(クリスマス)プレゼント (Charistmas) present

 

➫クリスマスツリーの下に置く(枕元ではない)

➫プレゼントの飾りの細長いひもは ribbon

➫ ribbon などをちょう結びにしたものは bow

 

 

 

 

 

 大人のためのフォニックス入門

 

松香洋子先生

 

第3回 2文字で1音を表すグループ

 

項立ては次のようになっていました:

 

2文字子音

日本人が苦手な発音

礼儀正しい母音

2文字母音

 

今回新鮮な感じがしたのは、たとえば、zoo や book など発音するときの音(下線部)は「口の奥から」発音するという箇所でしょうか

 

「ウ」系の音は「唇を丸める音」というイメージが強くて「口の奥」はほとんど意識していませんでした(「口の奥から」とは、「舌の位置が奥にあるのを意識して」ということだと理解しましたけど)

 

この短い方の「ウ」/ʊ/ の音ですね、ELSA Speak を使っていると、発音判定で tour の「ウ」にほとんど毎回修正が来てたのですよ💦(今も改善途上)

 

こんなときには、発音本を読んだり、付属音声を真似してみたり、試行錯誤

 

時には「あーもう!どうすればいいの?」と途方に暮れることがあります

 

 

 

 

そんなとき、先日復習したこの例文が励みになると思いましたよね:

 

Achieving perfect English pronunciation should not be a top priority. Communicability is the most imortant goal.

 

 

話が逸れて終わっちゃいましたけど(笑)、ともかくうまくいかないことがあっても、めげずに英語の学習・練習・実践を続けます!

 

 

 

 

今回は以上です。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

 
See you tomorrow!