放送のない日やスキマ時間に2022年度の学習内容を復習しています

 

今は2022年12月号「副詞・限定詞 繊細なニュアンスをイメージで身につける」を復習中📝

 

 

大西先生からのメッセージです:

 

画像は「ラジオ英会話」テキスト表紙からお借りしています

サムネイル

限定詞とは、a、the、some、any、no といった、名詞の前に置かれ意味内容を詳細に限定する単語のこと。
(「ラジオ英会話」2022年12月号52ページより)
さて、今回からしばらくの間「限定詞」について学んでいきましょう。今回は限定詞がない表現を眺めることによって、限定詞の働きを理解するという内容ですよ。
(同50ページより)

 

 

 TODAY'S
 
DETERMINER

 

 

限定しなしの「裸名詞」
「~というもの・~一般」

 

 

 

 Key Sentence

 

 

動画作成ワークショップでキャスパーが別の参加者と話をしている場面です:

 

Casper: I make videos of our cat Umi.

 

Aileen: I love cats! They are highly intelligent animals.

 

➫この文の cats は何の限定詞も伴わず、「ネコ一般」を意味している

 

 

*説明にはテキスト以外にも『一億人の英文法』から引用することがあります

限定詞なしの「裸名詞」

➫何ら具体性のない「~というもの・~一般」


◉可算名詞は複数形で、不加算名詞はそのままで

I love dogs.(✖I love dog.
I love sports cars.

I love wine.

I love cheese.


◉一般的な性質を述べる文で主語としてよく使われる
Cats are highly intelligent animals.

Water boils at 100 ℃.

Computers have changed our daily life a lot.
 

 

◉リストアップで
We need potatoes, leeks, garlic and olive oil. ー How about cheese?
➫品目だけが問題になっている場合、分量や数、あるいは特定のものを想起する必要がまったくない

 

 

 

 Expressions in Action

 

(1) I'm going to buy mineral water.

(私はミネラルウォーターを買うつもりです)

 

*そうした品目(ミネラルウォーター)を、ということで具体的な分量などは何も思い浮かべられていない

 

 

(2) I prefer rice to bread.

(私はパンよりも米のほうが好きです)

*こちらも分量の意識なし

 

 

(3) Make sure you have waterproof shoes, thick socks, gloves and mosquito repellent.

 

*裸名詞を並べ、携行品のリストを述べている

 

 

 

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 

 

最後に関連項目として、『一億人の英文法』を使って、名詞の単数・複数の復習もやっておきます

 

以下は157~158からの引用です:

 

 

単数・複数の上手な選択

 単数・複数の区別は、「1つ」か「2つ以上か」。ただそれだけのことなのですが、そこには少々コツがあります。覚えることは何もありません。気軽にへらへら読んでくださいね。

 

1⃣数の基本は「複数」「単数」は特別な数

 とても奇妙に感じられるかもしれませんが、ネイティブにとって「基本は複数」です。考えてみてください。単数は「1」、複数はそれ以外全部。1534だって2658だって134766だって複数なのです。単数はとても「特別」な数。この単純な事実を知るだけで、みなさんの単数ー複数の選択は一歩ネイティブに近づくことができます。

 例えば、この本を読んで英語を身につけたみなさんが、僕にプレゼントしようとシルクのネクタイを服屋さんに買いに行ったとしましょうか。買いに行こうね。さて、単数と複数どちらを使いますか?

 

ⓐ Do you have a silk tie / silk ties?

(シルクのネクタイありますか?)

 

 自然に響くのは複数。服屋さんでわざわざ特殊な数「1」を選んで、「1本ありますか?」と尋ねる必要はありませんからね。次の例はどうでしょう?相手に「子どもいる?」と尋ねるケース。

 

ⓑ Do you have a child / children?

(お子さんはいらっしゃる?)

 

 やっぱり自然なのは複数形。何人いるかわかっていないのに、「1人」にわざわざ限る必要はありませんよね。まずは複数形。数が不明な場合も複数形。「1」が意識される時には単数形。複数形優先ーーそれがネイティブの選択なのです。

 

2⃣モノ一般を示すのは複数形が基本

 複数形が基本。これがわかるとネイティブの選択がわかってきます。「僕は犬が好きです」ーーみなさんなら単数形?それとも複数形?

 

ⓐ I like a dog / dogs.

 

 犬一般を示す場合に、かなりの上級者でも I like a dog. などと書いてしまうことがありますが、それは誤り。複数形の dogs でなくてはなりません。 a dog を使うと「ある具体的な1匹の犬」を述べていることになるからです。単数はある「1つの」ものをピックアップする形。モノ一般をあらわすのは苦手なのです。

 

 

===以上で引用おわり===

 

…という訳で、今日の記事のサムネのネコも「うすぼんやり」に加工しておりますよ

 

最後、長くなってしまいましたが、一緒に復習してくださっているみなさまにも役立っていたら嬉しいです^^