読了12「桐島、部活やめるってよ」 | 何飲む?が何読む?に聞こえたら活字中毒

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桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)/集英社
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 タイトルだけ見て、おっさんには読めない本、と決めつけて読んでいなかった1冊。時間が出来たので読んでみた。


 一言で言うなら「青春群像劇」。でも、この書き方だと、どこかまたおっさんのハードルを上げてしまう……


 誤解を恐れずに書くなら、誰が読んでも懐かしい青春時代が描かれている。自分の経験でしかないけれど、目立つ誰かの話ではなく、どこにでもいる、1人の高校生のお話。

 某大作RPGのキャッチコピーであったね、 「それは、あなたの物語」。そんな感じ。


 書き方として単純にすごいと思ったのは、このタイトルで「桐島」は直接登場しないところ。売れる本、面白い本には、こういう所がある、と思う。ありきたりなタイトルに見えても、実はそうではない、という。


 まあいいや。それとなにより、最近色々なところで描かれる、スクールカーストも上手く扱っていると思う。


 個人的に、「そうじゃねえだろっ!!」と思ったのはドラマ、「○5歳の女子高生」。

 なかなか上手いな、と思うのは。ドラマ「LI○IT」。


 でも、これがダントツに上手い。スクールカーストって、昔からあって、こういうことだと思ったのでした。