読了6 「教室内(スクール)カースト」 | 何飲む?が何読む?に聞こえたら活字中毒

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 誰もがぼんやりと感じていた(と思う)教室内での「ポジション」。アメトーーークでいうところの「中学いけてない芸人」的もの。あれを、論文としてまとめたもの。


 最初に書いた通り、「今さら何を」というのが正直なところ。


 さらに、聞き取り調査が中心の展開も、母数が少ないのでは、と感じずにはいられない。


 しかし、いずれも著者自身が、その問題点にも言及しているので、やむ無しか。


 何より、調査対象が、「目には見えないけれど、厳然と存在するもの」という、調査には向かない対象であるから、仕方がないかと思う。


 論文とは言いながら、あるある、と思いながら、問題点を洗い出すことが出来る著作。