29 | だめ人間のたのしい余生

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大学本部行ってきたー。

思った以上に嫌な気分になって帰ってきたー。

 

朝8時40分起き(目標)、9時57分発の快速急行乗車(目標)という強行軍にも関わらず(実際は、9時10分頃に起きて、駅に着いたのは9時58分の10時16分頃乗車)、12時には全てコトが終わった。

と言うわけで、ちょっと勿体無いので、映画でも観て帰ろうかと思ったけど、さすがに映画を観る体力が無く、美術館に寄ることにした。

映画を観る体力、と言うか、映画観に行ったら確実に寝る気がした。

美術館なら寝る心配は無いので。

 

で、向かったのは、上野。井上雄彦の最後のマンガ展めがけて。

行ってみたら、なんと芸大美術館でバウハウス・デッサウ展なるものが。

こちらを先に巡ることに。

 

バウハウス・デッサウ展良かったです。

でも、演習内容とか演習作品とかは、絵画や美術の勉強してる人じゃないと何のこっちゃかな、と思った。少なくとも僕は、それに関しては半分くらいしか理解できなかった。

絵やってて、色彩論なんか学んでる人は「ふむふむ」なんだろうけど。

まあ、そういうもんだと思ってるし、いいんだけど。


思ったのは、あんまり建築と関係ないけど。

もう実験映画やってる奴らはバカだな、と。

バカですよ。

まんま僕のゼミの教員ですけども。

もう、実験映画の亡霊にとり憑かれているとしか言いようがないですよ。

オスカー・シュレンマーの映画が上映されていて。多分、あれはオスカー・シュレンマーだったと思うけど。

こういう人たちが、やるのはいいんです。たとえ現代でも。

あと、寺山修司とかね、アンディ・ウォーホールとかね。

彼らは、多才であるがゆえに、数多ある表現手法の一つとしてソレを取り入れたに過ぎないのよ。

それは、「表現者として」の実験映画だから。

アーティストである限り、そういうことをやるのはいい。

でも、「映画作家として」実験映画に手を出すのは僕はどうかと思ってしまう。

あんなもんは映画作家のすることじゃないですよ。

 

つまり。

言ってることはとっちらかっているけれども。

表現者として、アーティストとして、表現の模索のひとつに映像を選ぶと言うのはあるでしょう、と思う。

しかし、映画作家としては映画の中で実験しろ、と言いたいんです。

そりゃあ、誰だって常に新しいことを試しながらモノを作ってるんです。

そこへ来て、実験映画なんつーオナニープレイをしてくれるな、と。

実験映画、っつー言い方が神経を逆撫でするのかな。

違うな。 

そんな能書きより、何より、僕はアノヤローが大嫌いなんだ。

 

 

あ、あと、パウル・クレーが相変わらず好きすぎた。

建築とまったく関係ないとこだけど。


 

芸大美術館を出た後は、さあ井上雄彦!と思いつつ、「チェコへの招待」っつー企画展をこれがまたタダだったので、国際子ども図書館にUターンして見に行く。

まず、国際子ども図書館という建物が素晴らしすぎる。

前に読んだ建築の本にも載ってたけど、実際初めて中を見て(外観は見たことあったけど、その日休館だった)ここはヨーロッパの大学かどこかですか?な気分。

素晴らしすぎる。

チェコへのなんちゃらも良かったです。

チェコの絵本の特集展で。

日本のマンガ文化、なんて言ったりしてますが、チェコのアニメーションやなんかも相当にハイレベルですしね。

 

 

そして、いよいよ!と思って上野公園を突っ切ろうとすると、おっさんがたくさん集まってアメージンググレースに「ハレルヤ」と歌詞を載せて大合唱。

……まあ、これは飛ばして。

上野の森美術館へ行くと長蛇の列!!

入んないで帰ってきちゃった。

 

だって、並ぶの嫌だし。あれだけ並ぶ、ってことは、ゆっくり自由なスタイルで見るのもままならないだろうし、なんか最後尾の看板の人もワケわかんないこと言ってたし。

そもそも美術館なんて休日に行くもんじゃないんだ。

それはバウハウス・デッサウ展のほうもそうだけど。

映画館も美術館もガラガラのところに行くべきだよね。

まあ、映画館ガラガラだとちょっと心配しちゃうけど。

 

 

と言うか、久しぶりに長い日記、まあそれはよくて。

前例、っつーのは怖いですね。

前例、っつーのは怖いです。

前例があるから、僕たちはその前例に捉われちゃうんですよ。

前例って、ある意味でそれがもう常識にすらなっちゃうよね。

何が言いたいか、っつーと、映画館にしても美術館にしても高ぇっつーの、ってことですよ。

だって、映画代金は1800円だ、ってもう決め込んじゃってるし(僕は学生料金で1500円だけど)、美術館も大体の相場が決まっちゃってるんですよね。

それは良くないだろう、と思う。

と言うか、高い。

だから日本の文化レベルは衰退する一方だ、ってことに気づかないのかね。

だから、映画も美術館もアホみたいにクソつまらないデートの定番コースに組み入れられちゃうんだよ(お、失言)。

せめて学生にはもっと安く見させろよ、と。

映画なんて、上限1200円くらいでも十分だよ。と言うか、名画座がどんどん減ってる状況に歯止めをかけようよ、って。

美術館にしたって、入場料もっと下げたって、図録とかで利益回収くらいできるんじゃないの?と。

国立新美術館なんてロクな企画やってないんだからさ。

 

金の無い学生を締め出す、ってのは大して良策ではないんだけどなあ。

 

映画はいま本当に危ないです。

テレビのCM収入が減ってるもんだから、テレビ局が映画のフィールドにずかずか踏み込んできてる。

去年から今年にかけて、特に8チャンネルの方々がどんどんドラマ発映画とかを発表してるけど、実際にあれを演出してるのもほっとんどテレビディレクターだからね。

このまま行くのは本当に危険。

どんどん「テレビで見る映画」が増えて、「映画館で観る映画」が弱くなっていくかもしれない。

怖いなあ。

そういう意味で、映画館で観る映画ってどういうことなのか、みたいなアピールも含めて、何かしらの手だては考えないといけないんだけどね。


 

余談。

今日、上野の気温表示板を見たら29℃いってました。

僕、長袖2枚着てました。

……電車の中は寒いの。