極意 | だめ人間のたのしい余生

極意

失恋っつーのは、つまりアレですよね、恋を失う、って書きますが、てめーさえ恋心を失わなければ愛を語らい続けることは可能なんだと思います。

何を言っているかわかりませんか?

僕もわかりません。


それから、女性に振られるのも雨に降られるのも同じことなんだと思います。

どっちも惨めな気持ちですから。

何を言っているかわかりませんか?

僕はちょっとわかります。



最近観た映画で、『アフタースクール』は流石に良かったです。今年の各映画賞の脚本賞はほとんど内田けんじがとるんじゃなかろうか。ワクワクさせる脚本。ただ、ちょっと人物の機微を描くと言う点が弱いように感じた。

あと、『パークアンドラブホテル』も商業映画デビューにしては上出来すぎるくらい上出来。さすが、ベネチアの最優秀新人賞といったところ。こちらは、まあまず設定ないし企画勝ちってのもあるけれど、そんな中でも女性を描くことに特化している。

二つの作品、共通しているのはまずPFFスカラシップ。『アフタースクール』の内田けんじは前作『運命じゃない人』が、熊坂出は今作『パークアンドラブホテル』がそれにあたる。

あと共通しているところと言えば、キャスティングの成功かな。

『アフタースクール』は宛書なのか何なのか知らないが、全員のキャラクターのイメージと俳優がぴったし。ちょっと逆に怖いぐらい。宛書ならともかく。

『パークアンドラブホテル』は、何よりも主演のりりィが素晴らしすぎる。それに尽きる。

演出の7割8割はキャスティングで決まる、って言うけど、この二つは本当にそう。ちょっと悔しい。それって、確かにそうなんだけど、自由にキャスティングできない人間がそれを認めてしまうと進歩を妨げる気がするから。


余談だが、ゼクシィのCMディレクターには代々「女性を最も美しく撮る極意」が伝授され続けているんじゃないかと思う。

知りたい…。

僕にわかっているのは、「自分を美しく或いはかわいく見せようと演技する女優は、てんで画にならない」ということ。それは演出の仕事なんだよ。

多くのグラビアアイドルが女優として大成しないのは、ここに理由がある。