ロンググリップランディングネットのメンテナンス | 蜂坊主のブログ Bee's Fishing Craft

蜂坊主のブログ Bee's Fishing Craft

ルアー・フライの釣りがメインのブログでしたが
諸事情により殆ど竿を置いたアングラーです。
木工アクセサリーや木工雑貨の製作記事などを最近は、アップしています。

自分用のランディングネット(試作品)を
メンテナンスしました。
網を取り外して
竹枠フレームとグリップの小傷を
サンディング(一皮剥いて)して
竹枠フレームに焼き目を入れ直し
元のワトコオイルフィニッシュの上に
ガラスコーティングフィニッシュしました。
全長が約145cm
縦内径が約64cm
横内径最大部が約44cm
グリップの長さは、約74cm
グリップ材は、ウォルナットの縮み杢をセンターに配置して
サイドに楓(メープル)の縮み杢を配置しています。
本当は、竹枠のフルフレーム(グリップサイドも)にしたいのですが
フルフレームにすると
このネットで約3m30cm必要に…(汗)

網は、プロックスのオーバル(非円形型玉枠)型

シーバスなどに使用される玉枠用で
深さ50cmのタイプです。
本当は、クレモナ糸の蛸壺型の網を
付けたいのですが
網を編むのが指が痛く辛いので…
枠フレームよりも大きな
ラバーコーティングネットを
ひっつめて(たぐって)取り付けています。
(なので少し壺🍯型には成っています)

試作品の自分用ですので
網の取り付け用の溝がフレームのセンターから外れていたり
竹枠フレームのグリップとの接合部に
竹フレームの内側のピス部にクラックが有ったりと
突っ込み所が満載のランディングネットです。

メイン使用は、手漕ぎボート用で
グリップの長いボートネットです。
網用のフレームとグリップの接合部のデザインは、海外のビルダーさんのを参考にしました。

竹枠フレームは、通常使用される
木材のフレームの強度よりも
同じ厚みなら約1.5~2倍の強度が有りますので
竹枠フレームには拘りたいですので
グリップの受け口まで
竹枠フレームを取り付けた後に
竹のグリップサイドフレームを継いで
作成してみようかなと考えています。

網の取り付けの参考写真です。
フレームに通しやすくする為に
瞬間接着剤を付けて
編み込み糸の編み込み方向に捻りながら
柔らかい糸を硬い針状にします。

フレームの取り付け穴は
メーカーによって様々ですが
見た目を考えているメーカーさんのは
凡そ、一本の糸の径x2で空いています。
私も三本の糸が通らない径の穴です。
ラバーコーティングやメッシュネットの
フレームへの取り付けには、網目の切れ防止に
私は、ネットの網目に直接には掛けずに
ネットに通した糸に取り付け糸を掛けています。


取り付け用の溝は、V字に切って有り
擦れ切れ防止にフレームの外に出ない様に
網側の糸が万一切れても外れない様に

糸を食い込ませています。

なのでメンテナンスで外すのも一苦労です。


このサイズの網の取り付けには
かなりの手間と時間が掛かりました!(汗)

メンテナンスにてリフィニッシュされ
見た目も良く成ったので満足です!

竹枠フレームの作成方法などを見直し
新たな試作品を作成する予定でいます。
朝市・マルシェの出店用の作品作りが優先ですが…

より簡単に
精度を良くして
作業時間を短縮して

より良い物を


加工・作業方法は、様々
(オールドスクール/ニュースクール)
現状を完成形としてしまっては
進歩が無く終わってしまいますからね!
私は、ニュースクール派です。
ですが、オールドスクールを確立させた
偉人達には敬意を持っています。
オールドスクールが有ったからこそ
ニュースクールが産まれますからね~!

では、また(⌒0⌒)/ね~~!