ランディングネット(桜鱒ネット)のリメイク 枠フレームの溝彫り&オイルフィニッシュ&振り返り | 蜂坊主のブログ Bee's Fishing Craft

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ルアー・フライの釣りがメインのブログでしたが
諸事情により殆ど竿を置いたアングラーです。
木工アクセサリーや木工雑貨の製作記事などを最近は、アップしています。

アウトラインが完成したランディングネットをオイルフィニッシュ(亜麻仁油)します。

ランディングネットの仕上げは通常

ウレタンフィニッシュ

セルロースフィニッシュ
(クリアのラッカーなど)

ルアーの被膜処理と同じです。

今回のランディングネットには
ワトコオイル(亜麻仁油)を使用して仕上げます。
塗り込んでは磨き&乾燥を繰り返し処理します。

高級家具やバンブーロッドのオイルフィニッシュなどに亜麻仁油は使用されています。

バンブーロッドなんかは30日繰り返し処理するとか…
時間は掛かりますが木材の保護と艶が出ます。

乾燥硬化すると樹脂化します。
小出し保存していた亜麻仁油ですが、保存状態が悪く樹脂化してしまいました。

亜麻仁油を塗布して磨き&乾燥を繰り返していたら

オイルフィニッシュの途中ですが網を仮セットしてみたい衝動に…
手元に有ったフライのバッキングライン30lbを使用して網を仮セットしてしまいました。
網を接続する糸のガイド溝は無くても良いかな?と思っていましたが

実際にセットしてみるとガイド溝は有った方が良いですね!
1ヶ所だけ目幅がおかしく目がひっつめてしまいました。

本セット時にはグリップ側にセットします。
全体像です。
網部の縦内径は66.5cm

横内径最大部は39cm
全長97.5cm

網部の深さは約70cm

メーターレイクも掬えますね!


ネットを留める糸のガイド溝を有った方が良いと彫りました。
彫刻刀で掘っては
30lbのバッキングラインの切れ端を渡して深さを確認して彫り進め
彫刻刀を握る親指には豆が出来ました。


現在リメイクしたランディングネットは網をセットせずにオイルフィニッシュ作業中です。


今回のリメイクを振り返ります。

使用した工具類

大鍋(グリップ外し)

携帯カセットコンロ(湯沸かしと焼き目に使用)

鉈(ナタ 竹の切り出し&整形)

ハンマー(ナタを叩き竹を割りました)

ヤスリ(中目 グリップの整形&フレーム枠の整形)

クランパー(圧着接着に使用)

シャコマン(C-クランプ 圧着接着に使用)

ビニール紐(枠フレームの整形に使用)

キリ(フレームの下穴空けに使用)

電動ドリル(フレームの穴空けに使用)

彫刻刀(網止め糸のガイド溝に使用)

2液エポキシ(圧着接着に使用)

亜麻仁油(ワトコオイル オイルフィニッシュに使用)


新たに購入したのは
シャコマン3個 108x3=324円 DAISO
キリ 108円 DAISO

建仁寺竹垣用竹 168円 カインズホーム

出費600円

工賃プライスレス(笑)

なるべくお金を掛けずに

家に有る物をフル活用して

リメイクに挑戦しましたが

リメイクして思った事は手間が掛かる!

ランディングネット職人さんの大変な作業を味合わせて頂きました。

大型のネットが高価なのも頷けますね!

作業に有ったら確実に楽な道具は

ベルトサンダー

ホールソー


枠フレーム整形時に有ると綺麗な形に作成出来る
枠フレーム型

圧着接着用のシャコマンも、もっと有った方が良いですね!

グリップのY字ヘッド部の竹フレームとの圧着接着が密着接着出来ていませんのでクランプ方法に課題が残りました。

次回のリメイクには、あて木を作成してしっかりクランプ出来るように対策したいと思います。

次が有る?(予告?)

ランディングネットの初めてのリメイク挑戦

手間を惜しんでしまって結構雑な仕上がりに成りましたが色々と勉強出来ました。

簡単そうですが時間が掛かる地味な作業がかなり有りました。

楽しめました。

ワンオフのバンブーフレームランディングネット

細部を良く見られると恥ずかしい出来ですが自分で作成すると出来が悪くても感慨深いです。

工具類を揃えて細部まで拘り

網も自分で編んだ一品物をいつか作成したいと思いました。

取り敢えず渓流用の古いランディングネットが手元に有りますので

オールバンブーのランディングネットを拵えたいと…網は有りますので!

完成するのはいつに成るかは…

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