SREが囁かれ始めたのは2014年、SRE本が出たのは2016年、日本語版が出たのは2017年、そして今は2021年。少なくともSREを知ってからもう5年も経つのか…と過ぎる時間の速さを考えたくないモードに入ってしまう。

 

この5年くらいで、僕の中のSREという考えは右往左往しながら落ち着いてきた。そしてそれを組織にどう落とし込むか、ということについても一応の答えは出た。すみません、5年もかかっちゃいました。

 

ワンプロダクトだったら、SREにまつわるさまざまなプラクティスをトライアンドエラーでやっていくっていうのが正攻法だと思うしシンプルなんだけど、その数に比例して組織の数も多くある弊社の場合、なかなか答えを導き出せなかった。

 

SREsは、GoogleがSREという文化を実行するのに職種に落とし込むのが最適だったというだけで、根本的な背景が違う組織でポッとSREsが爆誕しても組織全体の理解がなければ解決できることは少ないはずだ。

 

ではどうするのか?と考えた結果「熱量とケツを持った人が組織にEmbbedして文化を変える」という、とてもシンプルな結論にたどり着きました。

 

SLI/SLOをいったんSREで考えて計測して共有しつつ、理解を広げるボトムアップアプローチでは文化まで変えることは難しく、響かなかった場合の徒労感と、他のプラクティスを行うときの労力も高い。となればトップダウンのアプローチしかない。

 

トップダウンのアプローチを行うためには、"SREと呼ばれている何か"を組織に合わせた考え方に定義し直し、どんなメリットがあるのかまでチーム全体に丁寧に理解してもらい、なるべく負担がかからない形での協力と、必要な権限に対し合意をもらうというのが第一ステップ。

 

そこを超えたら、誰よりもプロダクト品質に対してコミットしてやるぞ!という姿勢でSREを組織に植え付けます。最終的にこの事例を必ず成功に導き、全体に流行らせるという算段です。どうでしょう。うまくいくでしょうか。乞うご期待。