クラシックギターの弦は、消耗品であることは分かっている。

特に高音の旋律を担当する1弦の消耗(爪弾きのために傷付いたりして、音色も音質も悪くなる)は顕著だなぁと思う。


それで、今日はコダイラのギターの方の1弦のみ、オーガスティン社のブルーに替えた。


あ〜、そうだ。言い忘れていたよ。その前に、コダイラのギターの弦は、1、2、3弦とも、YAMAHAのグランドコンサートから島村楽器のE.D.GEARに4月末に交換していた。


理由は、オクターブピッチが合わなくなっていたから。開放弦の音にチューニングを合わせても、オクターブ上の12Fの音が合わないというピッチのズレが気になったから。


そして、今日は、E.D.GEARの弦の1弦のみ、弦の消耗が理由で、他社品(オーガスティンのバラ売り品)に交換した。


また、今日もクラシックギターの練習では、スマホのチューナーアプリであるBOSSのアプリを使って、基準値の440ヘルツから8ヘルツ下げて432ヘルツでチューニングをした。


これは、いろいろなヘルツを試した結果、私の現在使っているクラシックギターには、この数値(432ヘルツ)の音質が一番合っているように感じたから。


また気が変わったら、他の数値でチューニングするかもしれません。ここ当分の間は、こんな調子で、音出しの試行錯誤をくり返すことでしょう。


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どうも、このクラシックギターの基準周波数(440ヘルツ)に関しては、いろんな見方があるとは思うのですが、私が感じる所によれば、今現在440ヘルツの基準周波数に適合する鳴り(響き)の良いギターの製作では、表面板などに弦の振動をボディに伝える感度の優れた特別の材料が多く使われていると思われる。


通常の市販のギターでは、そこまで感度の良い材料はコストの関係で使われていないために、440ヘルツの振動周波数をチューニングして弦からボディに伝えても、たぶんボディには振動が100%伝わらず(振動率がやや低下)、音色が暗く音質が悪くなるという傾向があるように感じる。


それゆえ、私のように市販の初級者用のクラシックギターにおいては、チューニングの周波数(440ヘルツから430や432ヘルツなどに変更)を少し下げて、ボディの表面板などの材料の振動感度(上級者用ギターに比べるとたぶん少し低いから)に適合させるようにすれば、ギターの鳴り(響き)はある程度良くなると考えられる。これは、あくまでも初級者である私の実験感想であって、各人各様に自己責任で実験してもらえばいいのではないか。


例えていえば、自動車のタイヤの空気圧をパンパン(高圧)にして走るよりも、適正なタイヤの空気圧で走る方が快適なドライブが出来るということである。