こんにちは! ローガンです。

コロナもだいぶ、落ち着いて来た模様。ネットでは、「エラーカタストロフ」などと言う訳のわからん説が実しやかに広がっていますが、どうなんでしょうね〜!?

確かにエラーカタストロフ自体は正しくて、ウイルスの変異が重なって、それ以上増殖できないことはあり、今度、承認されるであろうモルヌピラビルの作用メカニズムもこのエラーカタストロフです。

ただね〜、人体の中でエラーが重なったために感染が収まってきたなんてのは正直、矛盾でしょう!

だって、増殖できないのであれば、そんなウイルスが広がるはずがありません。敢えて言えば、いっせいのせ!で日本中のウイルスがほぼ同時にエラーを起こして増殖できなくなったとしか考えられない。

 

まあ、日本で広がらなくなったのは、ワクチン接種率の向上と感染予防の効果が合わさった結果かと思います。

 

ところで、モルヌピラビルですが、これは以前に話題になったのアビガンと同系統の薬剤です(ただ、アビガンのメカはチェーンターミネーター。詳しくは説明しません)。もともと、米国メルクがベンチャーから仕入れていた薬ですが、強いin vitroの変異原性があったので、臨床試験を実施する際には、社長さんも相当、乗り気ではなかったとの記事があります。当然、アビガンと同様に催奇形性があるので、飲んだ後は避妊(休薬後4日間)しなければなりません。ここら辺はアビガンと同じ・・・・・。いずれにしても、そんなに安全な薬ではありませんのでご注意を。

 

さて、今日ご紹介する本は玉村豊男さんの「料理の四面体」

僕は料理のエッセイとか小説とかが結構好きなので、タイトルだけで選んだ本です。

実はほとんど期待をしていなかったのですが、意外にこれが面白い!

ネタバレになるのであまり書きませんが、料理は4つのファクター(火、水、油、空気)で構成される四面体(底面は素材)で成り立っており、世界中のどんな料理もこの四面体のどこかに存在すると言うもの。

確かにこういう観点から見ると、中国料理も日本料理もフランス料理も、それこそ冒頭で紹介されるアルジェリアの野外料理(羊肉のシチュー)もどれも同じです。

ただ、かなり乱暴なロジックもあって、本の中では刺身の盛り合わせもステーキも「サラダ」に属する、となっていました(ソリャ、ランボウジャネ?)

 

まあ、読み物としては面白いし、そんなにページ数もなくサクサク読めますので、おすすめです。

 

それでは、また!