JR福知山線脱線事故の遺族らでつくる「4・25ネットワーク」の例会が21日、兵庫県宝塚市で開かれ、事故当時JR西日本の専務だった坂田正行氏が参加、遺族に謝罪した。JR西の元幹部が例会に出席したのは初めてという。
 例会は非公開。坂田氏は遺族の求めに応じて参加し、約20人を前に1時間半ほど話した。終了後、坂田氏は報道陣に「(事故から)5年間の思いを話した。一人でも多くの方におわびしたかったが、今まで勇気がなかった」と述べた。
 坂田氏は事故後、関連会社の社長に就任したが、遺族の批判を受け退任。現在はJR西の嘱託として被害者対応などを担当している。
 長男を亡くした木下広史さん(51)=同県三田市=は「具体的な話はなかったが、出てくることに意味がある。当時の役員と話せる機会が、やっと持てた」と話した。 

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