1.8(2)実地試験(Checkride)2/2

 

これまでのところ、ハラハラする場面がなくはなかったのですが、まだ「不合格」とは言われていません。これは奇跡です。

 

そして場周経路(Traffic Pattern)での様々な離着陸です。この課目は、下手なりに、結構、頑張って予習復習をしてきたので、思いっきり行こうと思いました。最初は短距離着陸(Short-Field Landing)の後に短距離離陸(Short-Field Takeoff)と続いて、不整地着陸(Soft-Field Landing)の後に不整地離陸(Soft-Field Takeoff)、最後に、通常離陸で上がった後、予め、進入経路を高く作っておいて、速度を上げずに急激に高度を処理するフォワード・スリップ(Forward Slip)を行い、そのまま通常着陸で降りるという予定です。

 

この日、不整地着陸(Soft-Field Landing)のとき、安全のために自分の判断で着陸復行(Go Around)をしました。そして、もう一度トライ、これは成功。タッチ・アンド・ゴーでそのまま通常離陸(Normal Takeoff)、最後にフォワード・スリップ(Forward Slip)で急激に高度を処理するために進入経路を高めに作っていました。

 

ATCを聞いていると、何やら飛行機が混雑してきた様子。「この状況、何となく昨日の状況に似てる・・・」しかも、私の飛行機の機番と似ている機番が2つあります。何だかややこしくなってきました。高めの進入経路から「さあ、フォワード・スリップに行くぞ」と思った瞬間、ATCからS旋回(S-Turn)をするように言われました。「ヒョエ~~~フォワード・スリップの時にS-旋回(S-Turn)ってだし・・・もしかして昨日やった面倒なあれか?」幸い、昨日、同じことを練習するはめになっていたので何とかできました。そして、S旋回を終えて着陸しよう、さあこれで帰れるぞ~~と思ったら、ATCから着陸復行(Go Around)するように指示されました。

 

またまた「ヒョエ~~~」ということで指示に従います。その辺りから試験官の機嫌が怪しくなってきました。交通量もカオスになりつつあります。「いや、今の(着陸復行)は私のせいじゃないから・・・」と思いながらも、頑張って「心折れるものか~~~」っと意図(Intention)を宣言しながら飛びます。

 

すると、今度は、場周経路のダウンウィンドに入る前に「スリー・シックスティをしてください(Make 360)(その場で円を描くように1周回ってから場周経路に戻ること)」と言われました。「ウヒョ~~~、またまた面倒くさい~~~しかも、これも昨日と同じだよ~~~。」昨日、焦って「スリー・チックスチー(360)」になってしまったあれです。今日は、ちゃんと「スリー・シックスティ(360)」と言えました。グッド、グッド!昨日、やっていたので高度もきれいに維持できました。「ヨッシャー!」でも、なんか試験官の機嫌が良くないです。「何かやらかしたかなあ?そんなはずないんだけど~~~」

*試験前日のドタバタフライトは一昨日の記事「1.7(8)試験前日のとんでもないフライト」1.8 (1) 実地試験(Checkride)1/2 | 自家用操縦士訓練物語~超怖がりな私が空を飛んだ日(My PPL Training Days) (ameblo.jp)をご覧ください。

 

そして、2回目のフォワード・スリップにトライ、今度こそ着陸するぞという気持ちでフォワード・スリップのために高めの進入経路を作ります。すると、何ということでしょう。今度はS旋回もせずにすんなり?着陸復行の指示が出ました。いよいよ試験官の機嫌が・・・私が好きで着陸復行(Go Around)やってるわけじゃないので許して~~~みたいな状態でした。

 

そして、やっと3回目のトライのフォワード・スリップの後、通常着陸で降りることができました。「最後まで気を抜いてはならぬぞ」と自分に言い聞かせながら、チェックリストを丁寧に使って駐機場まで戻り、エンジンを止めました。

 

今の所「不合格」とは言われてないんだけど、試験官がめっちゃ機嫌悪そう~~ 最後の最後に「不合格」とかあるんだろうか?その結果は・・・(続く)