夕ごはんに並べられた料理をみて
うさぎはぴん、と耳を立てて
よろこびました
こんな美味しいごはん初めてです
うさぎはおかわりをしていいました
おおかみもまだ食べたかったのですが
優しいおおかみは内緒にして
そっとおかわりのスープを渡しました
食後の紅茶を飲みながら
うさぎはまた突然に言いました
おおかみさんは、さみしいのですね
なんでわかるの、とは言えませんでした
ただびっくりして、うさぎを
見つめ返していました
うさぎもまた、きれいな真っ黒い瞳で
おおかみをまっすぐに見つめて
さみしいです、今ひとりぼっちです
って、おおかみさんの目が言ってます
いや、僕はひとりぼっちじゃないぞ
毎日僕は森のみんなの手伝いをしてる
この夕ごはんのきのみだって
森のみんながくれたんだ
みんなは僕を必要としているんだ
ひとりぼっちじゃないぞ
では、ひとりぼっちですって
その目が言うのはなぜ?
おおかみは答えられずうなだれました