2011年冬の旅。朝9時アルバニアのティラナに降り立ち、バスで国境シュコドラに向かった。そこで国境を越えてモンテネグロに入るタクシーを見つけなければならなかった。白タクシーかもしれないドライバーはアルバニアの免許しか持っていなかったので、国境で別のタクシーに乗り換えた。結局、午後5時にバールに到着。ところで、車窓から見えた黒い鳥はなんて名前なんだろう?

現地のバス時刻表が事前に分からず、最終目的地につくか心配だったが、まずはコトールに向かった。丘の上からの景色は素晴らしかった。この辺の国境は複雑で、ドゥブロヴニク行きのバスは、ボスニアを一瞬経てからクロアチアに入った。ドゥブロヴニクは暗く雨の夜に道に迷い、地元の人に尋ねたら、親切にも車でホテルまで送ってくれた。

ニューイヤーズ・イブの音楽フェスティバルは旧市街で開催され、地元の音楽を聴く幸運に恵まれた。街を囲む城壁の上を歩き、息をのむような景色を楽しんだ。もっと滞在したいなと思った。

ボスニア・ヘルツェゴビナは快晴で、元日にふさわしい日だった。有名なスタリ・モスト橋は、朝8時に行くと誰もおらず、絶景を独り占め。サラエヴォ行きのバスからの景色は息をのむほど素晴らしく、ネレトヴァ川が透明なエメラルド色に輝いていた。この景色は強くお勧めなのだが、私はフィルムが切れ写真を撮ることができなかった。サラエヴォは雪に覆われており、異なる宗教が共存している素晴らしさを感じた。チェヴァプチチとサルマはとても美味しかった。

最後に乗り継ぎでイスタンブールに寄り道。前回来た時とは違って勧誘者が寄ってこなかったので、少し寂しい気分だった。