2007年冬のヨーロッパ旅行は素晴らしかった。朝起きると、クロアチアのザグレブは見事な冬景色に包まれていた。早朝の日曜日、静かな街を満喫し、大聖堂でのミサは地元の人々と温かい挨拶を交わした。その後、国境での入国審査はないのが不安だったが、リュブリアナに到着。クリスマスのイルミネーションや夜のパレードで心が躍った。異なる建築様式が調和し、城からの眺めやポストイーナ洞窟も印象的だった。リュブリアナからの列車はアルプスを越えるあたりで日は沈み、車窓からの暗闇に少し不安になったが、サルツブルクに到着。年越しの花火を待つべきだったが、外の寒さに我慢できず寝てしまった。

ザルツブルクは雪化粧したアルプスに囲まれ、城の頂上からの景色は圧巻だった。私のお気に入りのドナウ川がその街を流れており、ベオグラードを訪れて以来、再びのドナウ川。カプツィナー修道院やドムで迎えた新年ミサは感動的で、讃美歌の響きが心に残った。モンクスベルクの散歩道は雪を踏みしめながら心地よく、新たな活力を感じた。

ローカル路線の各駅電車でレーゲンスブルクに向かい、ランツフートで乗り換えを待っているプラットフォームで過ごした40分は、冬の陽だまりで楽しいものだった。レーゲンスブルクでは、尖塔が壮大なゴシック様式の聖ペーター大聖堂やアルテス・ラートハウスの時計塔があり、時がゆっくりと流れるような感覚だった。その後、ニュルンベルクに寄り、城壁に囲まれた美しい街並みや鉄道博物館の歴史的な列車の展示に魅了された。そして、ドイツICEでミュンヘンに向かい、この旅で一番賑やかな雰囲気の中で、美味しいヴァイスヴルストやビールを楽しんだ。