この旅ももう(やっと)折り返し地点の11日目。見たい風景や訪れてみたい場所や食べてみたい料理やその為の調べ事をして、なんとか頭から北の果て国での事を取り去ろうとしているのですが・・・もうすぐ元上司になるアリスンから善意で心配して送ってくれるメッセージが来ると、無理やり現実に引き戻されるのです(泣)。


今回の旅行でちょっと気が付いたのは、嫌な事や人、悪い事や人は僕がどんなに行い良く生活していたとしても、向こうから勝手にやって来る物なんだ・・・でもどんなに行い良く生活していたとしても幸せって向こうからやって来ない!幸せって自分からガツガツ取りに行かないとといけないんだなぁ〜って事・・・。


ガツガツ頑張るのは恥ずかしいと思っていたのに、同時に頑張っている人を笑う人達は信じられないとも思っていて、矛盾する自分に気が付きました。きっと結局は安室ちゃんの「夢なんて見るもんじゃない!語るもんじゃない!叶えるものだから!」って事なんでしょう。


でも夢とか幸せって何かって聞かれると、平穏な毎日の生活とか言っちゃうのかな(笑)。ポルトはまるで自分の家にいるようなゆったりした時間を過ごしているので、いろいろ考えてしまいます(泣)。


今日はJ.K.ローリングがポルトに住んでいる時に行っていて、ハリー・ポッターの学校の図書館だか本屋だかのモデルになった本屋に行って来ました。


観光客が増えても全く本は売れずに売り上げが上がらなかったそうで、入場料8ユーロを取る事にしたそう。でもその8ユーロを使って本を買えるってのは悪く無いと思ったけど、使えるのは本だけ・・・それも普通の本屋だったら5ユーロもするのか?みたいな本が16ユーロで売られている(笑)。




16ユーロの本↓。本一冊を買っている人にはいい感じの紙の手さげをくれていたのに、本じゃないけど40ユーロ+を使った僕にはくれない!何故???。




図書館オタクの友達と自分にその本屋のデザインのトートバッグを2個買ったら40ユーロ+で、本じゃないからチケット代の8ユーロ引きは使えないって・・・結局観光客目当てのインバウン丼と同じでした。


観光業って不安定そうだから儲けられる時に儲けなきゃいけないのはわかるけど、やり過ぎると誰も来なくなると思うんですよね〜。ってかプラド美術館が16ユーロだったっけな?ここが8ユーロはおかしいでしょ。


続いて行く予定では無かったけど本屋に並んでいたら見えたタイルで有名らしい教会↓。




近くにポルトを見渡せる?展望場所があるらしいので、ちょっと寂れた所を通って行くと、

かなり生活感出ていますが、高級なお店とかある場所から歩いて5〜6分なんですよ〜。

あんまり人気の無い場所なのか?かなり人気が無い。けど写真にはいい感じ。

昨日では暴風雨の中半分渡った橋が見えました。今日は朝雨だったけどなんとか晴れている感じ。

やっぱりヨーロッパって空とか雲が何か違う気がするんですよね〜何でだろう。西洋絵画に出てくる感じの色合いというか・・・建物との組み合わせもあるのかな〜。それともただ単に自分が異国の地にいるからそう感じるだけなのか?。


帰り道でみつけた壁の猫↓猫の物を見るのもダメなくらい結構病んでいます(泣)。

このカタツムリの親子が気になる(笑)。今回の旅行で自分に驚いている事が一つあって、それは全くお土産(可愛いけど絶対に後で後悔するもの(笑))に手を付けていない事。友達にフリッジマグネットとトートバッグを買ったけど、自分にはマフラーとトートバッグだけ!←いらないっちゃいらないけど(笑)使うからいいですよね?(笑)。東京に帰ってから物欲が戻らない事を祈るばかりです。

こんだけ回ってたったの1時間で家に戻ってきてしまい(笑)本当にコンパクトなポルトの町。ポルトは2泊にしてリスボン2泊にしても良かったかな〜とも思いましたが、ここの家はかなり居心地いいんでずっと住みたい(笑)。でもポルトに住みたいんじゃなくて、将来的には東京でこのサイズのワンルームマンションでいいな〜と思いました。

ランチは外でと予定はしていたのですが、どうももうどうしても食べたい物が無い・・・友達が鱈のコロッケと緑ワインが美味しかったって言っていましたが、メインを頼まないのならタパスバーでもあればいいんですが。リスボンにもあるといいけど。

と言う事でランチは昨日余ったシーフードスープをソースにしてパスタ。時間通り茹でたのにパスタがちょっと柔らかかった・・・まだスープが残っているので、夕飯はパサタを入れてトマト風味にしてみようかな。

観光とお昼ご飯を作って食べ、食後にごろごろしてもまだ12時。ポートワイン工場見学が3時なのでまたまたごろごろ(笑)。この家欲しい!!!。

家でごろごろしている時はあんなに晴れていたのに・・・出発とともに雨!ただの雨じゃなくて大雨!!!。

今回は電車で橋の上の方を渡り、川の反対側にあるポートワインのワイナリー?寝かせる場所?のSandemanに行って来ました。

電車で一駅なので一瞬で到着。渡った所の駅から。

またどんどん大雨の中を下って行かなくてはなりません(笑)。

たぶんこの同じ色と形の屋根の建物はみんなSandemanの建物↓。

一番下までやっと来た所にあったレストランのマーキーにかかっていたさかなさかなさかな〜可愛い↓。一個買って帰りたい衝動にかられました(笑)。

やっと着いた〜!。車が入っていけない細い路地ばっかの坂のある町には絶対に住みません!

離れた所にあるヴィンヤードから樽に入れたポートワインを運んでくるのに昔使っていたボート達だそう↓。

なんとこの会社を設立したのは北の果て国人だって・・・で知ってはいたけどここで古くなった樽はウィスキーを寝かせる為に北の果て国の蒸溜所に売られて行くって・・・。今一番聞きたく無い言葉をここまで来て聞くなんて・・・。



左から白ポート・ワイン(フルーティーでフレッシュ。氷やソーダを入れても良いそう。)、真ん中がルビーポートワイン(樽で3年寝かせた赤ワインのような香りで、僕らが想像するいわゆるポートワイン。)、右がTawnyポートワイン(樽で3年以上寝かせて熟成させたもの。独特のナッツっぽい味だったけどルビー程には香りが無かったかな。ウィスキーと違って寝かせれば寝かせる程に樽に色を吸収されて色が薄くなるらしい。)

ポートワインは嫌いじゃないんだけど、甘い!。ぶどうの糖分が完全にアルコールになる前にブランデーを足して発酵を止めるから甘いらしいです。食前か食後のお酒だからご飯食べながら飲めないので、あまり僕には関係が無いお酒かな(笑)。

21ユーロも払った割には大したツアーじゃなかったのと(笑)、オリーブオイルの食べ過ぎかでお腹の調子があれだったので、テイスティングもササッと終わらせて退散(笑)。

あんなにポートワインをささっと飲んだ後で今度はこの橋の下の方を渡ります↓。


下りなら20分くらいで行けるようですが、帰りはお酒が入っていて(笑)+大雨の中の登り坂なので30分くらいかかり、大混雑の行き付けのスーパーでパサタを購入。日本でブレッドをパンと呼ぶんはポルトガル語から来てるんでしったけ?

夕飯はパサタだと思って買ってきたホールトマトを足してイカとエビのパスタ↓。

やっぱり酸味の効いたトマトソースは僕の大好物!日本人に生まれていなかったらイタリア人が良かったかな〜(笑)。あの何に関しても濃そうで異様に自信がある性格になれるかは不明だけど(笑)。

洋食の外食はやっぱりたまにするから美味しいんですよね〜。また明日から4回は外食・・・その後はドイツで韓国家庭料理が待っているのでそれを楽しみに生き延びます(笑)。