《風 流 人》
「これ、なんて読むかわかる⁇」
「フルートって読むんだよ」
「我愛風流人で
I love flute. っていうこと」
1992年当時
N響首席フルート奏者を務めていらした
小出信也さんから
サインをいただいた時に
かけていただいた言葉。
富山市公会堂で
N響のコンサートが終わったあと
出待ちをしていた当時高校2年の私に
お髭が印象的な優しい笑顔で
気さくに話して下さった。
ちょっと聴いただけで
信也さんの音だとすぐわかり
その音とフレーズに
魔法にかけられてしまうような
私の憧れのフルーティスト。
その小出信也さんが
2022年2月22日
83歳で旅立たれたことを知りました。
魔法
ファンタジー
愛
言葉で表せないフルートの音。
擦り切れるほど聴いた
「ハンガリー田園幻想曲」の
カセットテープは宝物でした。
直接教わる機会には
恵まれなかったけれど
大切な師を失ったような気持ちになり
悲しみが溢れてきました。
もうひとつ忘れられない
大切な思い出は
中学3年の時に聴いた
富山県南砺市にある
光徳寺での演奏会。
光徳寺は
棟方志功とのご縁が深いお寺。
「ここは音響最悪なんだけど(笑)」
ユーモアたっぷりに話しされた後、
しみじみと
「でもね、とってもいい響きだと思うんだ」
響きを超えた
音楽の本質を教わったのも
この時の信也さんから。
中学以来、
私のフルートの原点には
ずっとずっと
小出信也さんがいらっしゃいました。
これからもずっと憧れの音楽家です!
こころから感謝✨
✨✨✨
音楽が
平和につながりますように
✨✨✨