初めてマグナムトリオさんの生演奏を聞きました〜
すごい!!という言葉しか出ない演奏…本当にすごかったです。

マグナムトリオの御三方。
各人それぞれにご活躍ですが、たった3人でなぜあんな音が出るのだろうと不思議で仕方がない。
当たり前のように超絶技巧で、特殊奏法のオンパレードで、しかも特殊管(低音フルート)でも、普通のフルートを吹いているかのごとく。

低音フルートの機動性の高さ、輪郭のはっきりした音色…特にコントラバスフルートの音にびっくり。コントラバスフルート(に限らず、アルトもバスもだけど)って、どこで聞いても優しく温かみのある音色、という表現になりがちなぼんやりした音で、こんなにアグレッシブな動きができるんだ…と。

すごく惹き込まれました。
思わず「わぁ…」とか「すごい…」とか何度も声が出てしまって。マスクをして口元に手を当てていたし、ごくごく小さい声だったので周囲には聞こえていなかったとは思いますが。
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先日、クラシックTVで多久潤一朗さんの特集を録画して見ていたのですが、私は気に入った映像作品や音楽は繰り返し延々エンドレスで見るタイプでして(昔でいう、テープがすり切れるまで…ってやつですね)、楽しすぎて20回は見ました。すごいし、楽しいしずっと見てられる(^^)

その多久さんは、フルートの頭部管をリコーダーの頭部管につけかえて(!)、フルートを縦向きにして(!!)吹いてらっしゃいました…
なんなら頭部管なしでも吹いてみせて「有っても無くても、どちらでも良いですね、頭部管^_^」と仰って。びっくり。

私なんかは100回生まれ変わってもなれると思えないし、なりたいとも思わない…というのは、エンターテイメント性が高すぎて、演者側ではなくひたすら楽しませてもらう側でいたい。チケット代が安すぎる、絶対また聞きに行く!と、興奮しながら帰りました。
生で見れてよかった〜