長く、ピッコロ苦手〜(⁠˘⁠・⁠_⁠・⁠˘⁠)
という状態で過ごしてきたのですが、2年ほど前に、ピッコロが得意になりたいと思ったきっかけがありました。

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数年前まで、あまり余裕のない状態でフルートを吹いていたのが、少しフルートにエネルギーを使えるようになった頃のこと。

オーケストラで、演奏会に向けて乗り番(誰が何を吹くか)を決めていて、「なかえさん、ピッコロはどう?」と言われました。

それに対する、私の答えは…「ピッコロはあんまり自信ないです(⁠´⁠ ⁠.⁠ ⁠.̫⁠ ⁠.⁠ ⁠`⁠)」でした。

その返事の結果、私はピッコロ以外を吹いたのですが、あとからだんだん、「自信ないです」と答えたのが悔しくなってきて。
その時「ピッコロ上手くなりたい!」と強く思ったのです。(負けず嫌いが顔を出しました。笑)

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上手くなるには。
とりあえず、上達にはたくさん練習することと、本番の場数を踏むことが大事と思っているので、(たぶん言えば吹かせてくれるから)オーケストラで「ピッコロを吹きたい」と言ってみようかと考えて、いやいや、オケのピッコロの責任は重大!自信をつけてから挑みたい!と思い直しました。

それなら、ピッコロソロの曲をやってみよう。
ということで、G.ショッカー作曲の「Walking Song」をレッスンに持っていきました。

「Walking Song」は無伴奏のピッコロソロ曲。 
聴きやすく美しいメロディーに、ところどころトリッキーな部分のあるショッカーらしい曲。
 (菅原潤さんのCDに入っています^_^)
この曲を何度かレッスンしてもらい、発表会で披露しました。
なかなか難しく、悔しいところも多かったけれど、楽しい曲で、ピッコロに対する苦手意識は大幅に低下!「ピッコロきれいな音ですね〜」とも言ってもらえて嬉しくなり、「よし!もっとピッコロ吹こう!」と思うようになりました。(単純ですね〜)

そして昨年、久しぶりにオケでピッコロを吹くことに。(特にピッコロを希望したわけではないけど、ピッコロのポストをもらいました^_^)

出番は嵐の場面。
美しい音色は求められていないので、遠慮なくピーピー吹き散らかしましたところ、隣に座ってらっしゃるフルートの大先輩が「良い音鳴ってるね〜」と、にっこり笑って言ってくださって、私はピッコロがかなり好きになりました!(我ながら本当に単純です。)

気を良くして、「よし!またオケでも吹かせてもらおう!」と心に決めました(^^)
 
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そして今回、以前ピッコロには自信がない、と言ったオケで、「次はピッコロもOKです!」と言ったところ、第九のピッコロを吹くことになりました。
ピッコロに苦手意識を持った、ベートーヴェンの第九です。

今は、楽しみと緊張が半分ずつくらい。
本番は年が明けて2024年ですが、自信を持って吹けるよう、ピッコロに向き合いたいと思っています(^^)