楽器を演奏される方は、My楽器を大切にされていますよね。

皆さんそれぞれに自分の楽器を大切に思い、また、大切に扱われているのを感じると嬉しくなります。

私ももちろん、自分のフルートを大事にしています。


これまで3本のフルートと御縁があって、3本目のフルートが現在の相棒です。


3本のフルートそれぞれに、大切な思い出と、強い思い入れもあります。今回は、それぞれのフルートのことを書いてみようと思います。

 
***
【初代】
最初のフルートは、中学生の時に買ってもらったヤマハのもの。洋銀製で、頭部管のみ銀製のカバードキーでした。
 
そのモデルはすでに廃盤。モデルチェンジしたものが、↓のモデルだと思われます。

 

見た目は柔らかい銀色、ほのかに白っぽいきらめき具合。

「自分のフルート」は、それはもう嬉しくて、誇らしくて。そのフルートと一緒に、吹奏楽部の練習をし、フルートの個人レッスンに通いました。

 
優しくて、柔らかい音のする、とても吹きやすい楽器でしたが、吹いていた期間は2年ほど。ほどなく、音高受験のため、楽器を替えることになりました。
 
 ***
【2代目】
音高を受験するならば、せめて総銀製のフルートでなくては…ということで、当時習っていた先生のご紹介で、ムラマツのフルートを購入。
(正確には買ってもらったのですが。ありがとう両親♡)
 
機種はADという、これも今ではもう廃盤になっているモデル。(20年以上前ですからね^^;)
 




当時のムラマツには、総銀製フルートは、AD(下位)とDS(上位)というモデルがあり、現在は統合されてDNというモデルになっていると思います。(うろ覚え〜)

このムラマツのフルートは、高校受験の前から吹き始め、長い間―20年以上―吹き続けるパートナーになりました。

私にとって、初めての総銀製の楽器。
初めて手にした時は、それまで洋銀の楽器を吹いていた私には鳴らしきれず…吹き込んで、吹き込んで、音作りをしたことを思い出します。
試験などで、先生方に「良い音だね」と言ってもらった時はうれしかったなぁ。

20年以上に渡り、特に故障もなく(調整はしてもらっていました)、私を支えてくれたムラマツのフルート。きちんと手入れすれば一生使える楽器、と社会人になっても愛用していました。

生涯の相棒かな〜と思っていましたが、昨年、相棒の座を降りることになりました。
 
 ***
【3代目】
 3代目。新しく迎えた現在のパートナー。
メーカーはナガハラです。


ナガハラフルートは日本人の永原完一さんが、1991年(だっかな?)に米国・ボストンで興されたフルートメーカー。日本で使われている数は、そんなに多くないのではないかと思いますが、魅力あふれる楽器だと思っています。

2022年、清水の舞台から飛び降りる気持ちでナガハラのシルバーフルート(リップライザーのみ18K)を購入し、練習に励んでいるところです。 

まだ1年経っておらず、最初の半年ほどはうまく鳴らせなかったのですが、最近はだんだん豊かな音が鳴るようになってきたと感じます。

これまでのフルートとは違った吹奏感も楽しくて、フルートが吹きたくて、吹きたくて仕方ない毎日です。これからいっぱい曲を吹いて、もっと色んな表現ができるようになるのが、楽しみです。

***
現在、ヤマハのフルートは手元にないのですが、そのフルートを手放した時のことは、またいずれ。