オーケストラでの演奏が始まる前、
全体で「音合わせ」というのを行います。
チューニング、と呼ばれているものですね。
弦楽器の場合は、解放弦(指で何も押さえない状態の弦)の一つである、
A(ドレミのラ)の音で、チューニングをします。
では、吹奏楽は…というと、
指で何も押さえない状態で出る音が、B♭(ドレミのシ♭)
となっている楽器が多いため、B♭でチューニングします。
ところで、なんで何も押さえない状態の音が、
AやB♭になるように作られているのでしょうか?
ピアノを教わる時は、ドレミファ~と習いますので、
「始まりの音は?」と言われると「ド」と言う人が多いですよね。
しかし、ドイツ音階で「ド」は「C」です。
Cは三つ目のアルファベットですよね。
アルファベットの始まりは「A」です。つまり、ドレミのラ、ですね。
クラシックの本場とも言えるヨーロッパでは、「ラ」が始まりの音になっているんです。
これが、周波数で言うと、ほぼ440Hz(ヘルツ)となっています。
※指揮者やオーケストラ、時代背景によっては、442Hzや444Hz、
逆に438Hzになる時もあります。
実はこの440Hzというのは、とてもキリの良い数字なのです。
ちなみに、「ド」は261.62Hz、
「レ」は、293.66Hz…といったように、細かい数字になります。
「シ♭」は、466.16Hzあたりです。
さて、いろいろ話が逸れてしまいましたが、
合奏でチューニングをする時、オーケストラは「A」
吹奏楽は「B♭」でチューニングをする場合がほとんど、
というのが、お決まりとなっています。
もちろん、他の音でも合わせても良いのかもしれませんが、
やはり解放弦、ナチュラルな状態の方が調整しやすい、
というメリットがあります。
じゃ、なぜ「A」なのか?「B♭」なのか?
という部分については、また後日。
それでは、今日はこの辺で。
良い一日を!

