『ベルトの乱立』

多団体時代な現在においては常について回る命題。



ここ最近はあまりこの話題を聞くことはなかった(たまたまかもしれないが)けど、先日のスターダムの記者会見(高橋奈苗vs里村明衣子のタイトル戦の件)における、奈苗選手と里村選手やりとり+ブル中野さんの見解が載ってた記事を見て、改めて『ベルト』について思ったのでした。

奈苗選手と里村選手のやりとりの詳細はスターダムのHPに載ってますので、詳しくはそちらをご覧あれ。なかなか興味深いです。



比較的“女子プロレス”には疎い私。

団体名や選手名などは知っているけど、誰がどの団体所属で誰がタイトル保持してるかとか、誰と誰が抗争してるかとかまでは、知らないことのほうが多い。


というわけで、主要団体のシングルのベルトとか現王者とかを調べてみた(2012/01/11現在)。

女子主要団体シングル王座(~20120111)


※さしあたって、間違い等見つけられましたら、コソっとお教え下さいませm(_ _)m ちなみに色塗ってあるやつは挑戦資格制限(体重とか年齢とか)のあるタイトルです。


とりあえず上に挙がっているベルトが全部ではないとは思うが、パッと見確かに多い。

これに加え、タッグベルトがある団体もあるので、ベルトは更に増える。

ブル中野さんが“ベルトが多い”と言うのも納得。

個人的に思うのは、日の浅いタイトルが多いなぁ、ということ。
(日本の女子プロレスで現存する最古のベルトはJWP認定無差別級王座(1992~ )らしい)

新しくできた団体(スターダムとかディアナとかREINAとか)が多いから仕方ないっちゃあ仕方ないけど、やはりどこか違和感があるなぁ・・・。



ちなみに男子バージョンも作ってみた(2012/01/11現在)。


男子主要団体シングル王座(~20120111)


当たり前だが、男子の方は更に多い。

しかも、これで全てではないわけだから、確かに乱立はしているのかも・・・(+_+)

ただ、正直なところ、男子のほうは“ベルト減らせ”だの“統一しろ”だのとは一切思わない。
(ちょっと前までは“U-30王座とか要るのかなぁ”と思っていたのは内緒だ)

なんでだろう・・・・・・明確な答えは言えないけど、それは多分、それぞれのベルトにおける歴史だとか闘いだとかの積み重ねがあることを解っているからなのかもしれない。
(そうでもないベルトもあることはあるが・・・以下略)


もひとつ。男子のほうは、以前よりも団体間の繋がりが広がってきて他団体からの挑戦も比較的ボーダレス化してきた(気がする)のが、いい方向に進んでいるような気がします。

最近の全日本なんかはその最たる例(諏訪魔vs秋山→秋山三冠奪取→秋山vsケア→大森→武藤(願望))。



話は戻って、高橋奈苗vs里村明衣子。


なんやかんやでベルトが賭けられることは決定みたい。

さしあたって、スターダム側は結構リスクを背負ったタイトルマッチになった気がします。
(というか、里村選手側には“頂上対決”以外にあまりメリットが見当たらない)

ただ、奈苗選手が防衛すれば、間違いなく“赤いベルト”には箔がつくわけで。

“白いベルト(=ワンダー・オブ・スターダム)”との兼ね合いもあるだけに、このタイトルマッチが終わった後、“赤いベルト”がどう扱われていくのか、どんな相手とタイトルマッチを組んでいくのかは、少し興味深かったりします。