防汚コーティング アプリケーションのご紹介です。
(1) 洗面所周りの金属部分コーティング
(フロロサーフで運気向上!)
新築やリフォームしたての住宅などでは、水栓金具には真鍮やクロームメッキされた美しいもの
が新調されます。
が、せっかくデザインの凝ったものを採用したのに、使用し始めるとすぐにに石鹸かすや指紋などが
ついてしまい、本来のデザインが失われがちですよね?
掃除したとしても油脂の汚れはなかなかしつこく付着していて、取去るのに苦労したことはありませんか?
このような水栓に防汚コーティング剤 フロロサーフ FG-5010をコーティングしておきますと、
1.汚れが付きにくくなる。
2.汚れが付いても簡単にぬぐい去ることができる。
ということで、いつまでも美しく使用できます。
実際に使用していますと3ヶ月程度で汚れ防止機能が落ちてくることがあります。
その場合は上塗りすることで機能は回復してきます。
いつもピカピカの水周りは気持ちが良いだけではなく、風水的にも運気向上につながります!
(2) 指紋付着防止
ガラス、鏡、携帯電話。 せっかくのきれいな表面も指紋が付いてしまったら台無しです。
慌ててティッシュで拭いてはみたものの ん? なかなかきれいに拭けないぞ?
そんな経験はありませんか?
実は指紋というのは厄介なもので、とっても拭き取り難いんです。
そんな拭き取り難い指紋を簡単に拭き取れるようにしてしまうのが、
フロロサーフのすごいところなのです。
この画像はガラスに指紋を付着させたものです。
右半分にはフロロサーフ FS-2050を塗布してあります。

このように付着し難くなるという効果があるのがわかります。
(一応、指紋なので半分は隠させていただきました)
ところがです・・・
フロロサーフのすごいところはここからなのです。
この画像は、上の画像のものをティッシュペーパーで1回サッ♪と拭いた後のものです。

フロロサーフを塗布していない左側は例の拭いても拭いても取れないビヨ~ンと延びた汚れです。
これに比べて右側はすっかりきれいになっています。
これこそがフロロサーフの実力なのです。
この効果を高くご評価頂いており、フロロサーフはいろいろな場面で
指紋拭き取り性アップ!
のコーティング剤としてご利用いただいています。
素人でも簡単に塗布できる
常温で放置しておくだけで膜が完成する
どんな塗り方をしてもムラにならない
そんな手軽さも高い評価の要因なのです。
そんなお手軽なコーティングなら、
何回か拭いただけで効果が落ちちゃうんじゃないの?
その疑問、ごもっともです。
ところがどっこい、この膜はガラスなどにガッチリと密着していますので、何度拭いてもそう簡単には落ちません。
耐摩耗性がとても高いのです。
毎日、ティッシュでサッ♪と1回鏡を拭くとします。
何と、30年後も効果は持続しているのですよ。
この耐摩耗性の具体的な中身については、次回じっくりお話します。
防汚コーティング剤 FG-5010
フッ素系皮膜の持つ撥水撥油性は、指紋などの油汚れや水中に
含まれる汚れ成分の付着低減や拭き取りが簡単になることに効果
を発揮します。
これらの汚れは素材表面に分子間力で吸着しています。
フッ素樹脂のような分子間力の低い表面ではこの分子間力という力
が非常に弱いため、よごれ成分は非常に吸着しにくくなります。
ティッシュペーパーや繊維製のワイパーなどで汚れた表面を拭く場合、
これらの繊維質のものは表面張力(=分子間力)が高いため、汚れ成分
はとの間に引き合う力( =分子間力 )が作用し、吸い上げられるように
吸収されていきます。
このことにより、汚れの拭き取りが容易になります。
従来の撥水撥油剤でもこの機能は発揮されるのですが、
致命的な欠点として密着性が弱く、テッシュなどでこすると
キズだらけになってしまったり、最悪の場合コーティング皮膜
がはがれてしまうということもありました。
本コテーィング剤はこの点を克服し、密着性と皮膜強度を
実用性のあるレベル(ふき取ってもキズがつかない、はがれ
ない) まで高めました。 (詳細は次回)
下の写真はガラス上にFG-5010をコーティングした例です。
マジックインキがはじかれてしまいます。
このインキは5分程度以内であればティッシュなどで拭き取る
ことにより簡単に取れてしまいます。
表面硬度について
FG-5010のコーティング面ははテイッシュなどで汚れを拭きとって
もキズがはいったりはがれたりしない表面硬度が得られます。
実際の鉛筆硬度でのお問い合わせを数多くいただくのですが、
このコーティング皮膜はナノ・レベルの薄膜ですので、コーティング
皮膜の固さよりも、素材の固さによる影響が大きいようです。
プラスチックなどのように素材が柔らかい場合は素材自身の
変形やキズがそのまま塗膜に反映されてきます。
ガラスに塗付した場合 → 8-9H
ポリカーボなどのプラスチックに塗付した場合→ 4-6H
キズについては、実際には素材のほうにキズがついていて
このコーティング皮膜には影響を受けていないことが多いです。
また、のちほど低摩擦のテーマでも書きますが、このコーティングを
することで表面のすべり性が向上してキズがつきにくくなるというメ
リットが出てきます。
耐久性について
私どもでは防汚コーティングに要求される性能は以下のとおりであると考えております。
1.撥水撥油性 = 汚れ防止性と比例するので高いほど有用である。
2.物理的耐久性= 拭き取りや摩擦に耐えうる機械的強度と素材への密着性が必要。
3.化学的耐久性= 酸化、分解、黄変などの化学的なアタックに対する耐性が必要。
4.外観 = 素材の質感を損なわない。 劣化してきてもみすぼらしくならない。
これらの点を考慮して開発されたFG-5010です。
実際にコーティングされた製品は素材や条件により差がありますものの、数百回から数万回の摩擦に
耐えられることが確認されております。
が、使用されるにつれ、外観的にはまったくわかりませんが、汚れ防止性や拭き取り性が
劣化してくることがあります。
このような場合は再度FG-5010を上塗りでコーティングすることで、簡単に機能を回復させる
ことができます。
撥水・撥油剤 フロロサーフ のアプリケーションを随時ご紹介していきます。
(1) オイルバリヤ用途
フロロサーフをコーティングすることで、ハードディスクなどに使用される
ミニチュアモーターなどの軸受けから、潤滑 油が滲み出すのを長期にわ
たって防止できます。
このコーティング剤は撥油性と耐油性があり、潤滑油を染み出させたく
ないエ リアにコーティングしておくと、潤滑油がはじかれることにより、潤
滑油が染み出して流出することをブロックするこ とができるのです。
下の写真は右側にコーティング剤が塗布されています。赤い液体は
モーター 用潤滑油です。
未塗布の左側では全面にオイルで濡れてしまっています。
塗布側ではオイルははじかれてしまい拡がることがありません。
(2) フラックス這い上がり防止
フロロサーフはハンダ付けのときのフラックス這い上がり防止には絶大な
効果を発揮します。
実装部品のリード線やスイッチ類の内部にフラックスが侵入してしまうと、
後々に 金属部分が腐食してしまうことがあります。
片面基板でしたら部品面側や実装部品のリード線にフロロサーフの0.2
-0.5%樹脂分濃度の製品 (例 FS-1010TH-0.2 FS-2010-0.5) を
塗布していただきますと、撥油性によりフラックスの這い上がりを強力に
ブロックいたします。
このことで、前述の残留フラックスによる金属腐食や接点不良などを防止
することができます。
この皮膜は本来絶縁性を持つ皮膜ですが、薄膜(推定0.1-0.2ミクロン)
で、コーティングされますので、接点部分などに付着しても実際には絶縁
はされません。 よってマスキングなどは不要です。
(3) 液体の侵入防止
水やオイルなどの液体が部品の隙間にしみこんで困るということはありませんか?
この隙間の部分にフロロサーフをコーティングしてやりますと、撥水撥油性
の効果により、水分や油がしみこんでいくことを防止することができます。
コーティングする際には、フロロサーフ自身は非常に表面張力が低いので、
どんな隙間にも入り込んでいきます。
ディスペンサーやシリンジなどでフロロサーフを隙間へ流し込み、常温放置
で乾燥させればコーティングは完了です。
(4) 水滴 カットフィルター
撥水・撥油剤の薄膜タイプをスクリーンメッシュや濾紙にコーティング
すると、空気はスカスカ通しますが、水滴はシャットアウトすることが
できるようになります。
撥水撥油処理剤の薄膜タイプとは樹脂分濃度が0.2%-2.0%のタイ
プで、コーティング膜厚は0.1μから1.0μ前後になります。
(1μ は 1000分の1mm )
この薄膜タイプに濾紙やスクリーンをドブ付けして、常温乾燥させると
この機能を持つフィルターが出来上がります。
膜厚がかなり薄いので目詰まりをさせることなく、撥水・撥油効果が
得られ、この機能により水分が浸入できなくなってしまいます。
実際の用途としては
* 空調機器や換気扇のフィルター (塩害防止にも効果的)
* 屋外スピーカーの防水ネット
* 気体センサーの防水カバー (焼結金属フィルターにコーティング)
などがあります。
(5) 樹脂付着(移行)防止
封止用樹脂や接着剤などがはみ出してきたり、硬化する前に流れ出してきたりして、不必要な部分に付着してしまったりすることでお困りではありませんか?
シリコン系の成分が、スイッチなどの接点部分に付着したりして、接触不良を起こしたりすることはありませんか?
撥水撥油処理剤を使用することでこのような不要部分への樹脂付着は解決できます!
付着させたくない部分へ、弊社FS-1010シリーズを塗布いたしますと、樹脂の流れ出しをブロックすることができます。メカニズム的にはオイルバリヤ( 撥水撥油 アプリケーション (1)をご参照ください )と同じです。
このコーティング皮膜の成分は本来絶縁物ですが、皮膜の膜厚が0.5ミクロン以下であれば、接点部分に付着いたしましても、実際には導通に悪影響を与えません。
撥水撥油性はこの膜厚でも発揮できますので、樹脂付着防止と導通の両方の機能を満たすことが可能です。
実際のアプリケーションとしては セラミックコンデンサー部分のリード線の根本に幅数ミリでコーティングすることで、封止樹脂がリード線を伝ってしまうことを防止しています。
封止樹脂がリード線を伝ってしまうと、実装時に邪魔になってしまいます。
上の写真はプリント基板に半田付けされる前のセラミックコンデンサーです。
茶色部分はエポキシ系の封止樹脂でコーティングされており、この茶色樹脂がリード線に伝って行くのを防止するために、撥水撥油剤がリード線の部分にコーティングされております。
下の写真は実際にセラミックコンデンサー(水色の部品)を基板上に半田付けした状態の写真です。
この水色の樹脂も封止樹脂です。
リード線の部分には撥油剤が塗られておりますので、樹脂が付着せずに境界がスパッと切れております。
撥油剤を使用しない場合は、封止樹脂がリード線に付着してしまいます。
ハンダ付けは基板上の取り付け穴にリード線を差し込んでハンダ付けを行いますので、樹脂が付着しているとハンダ付けの妨げとなってしまいます。
また、半固定抵抗などの接点部分にシリコンオイルが入り込んでくると導通不良を起こすことがあるので、この接点部分に塗っておくことで、シリコンオイルが入り込まないようにできます。
この用途の応用はいろいろとあると思います。お困りのことがありましたら弊社へご相談ください。
フロロサーフ 防汚コーティング剤 FG-5010シリーズの技術資料が先月
改訂されました。
改訂されたポイントは以下のとおりです。
1. プライマコート塗付した後、FG-5010を塗布するまでの風乾時間
(間隔) は以前の資料では30分間以内となっておりましたが、この
風乾時間は逆に60分間以上取っていただくように改訂いたしました。
ある程度風乾時間を取っていただいたほうが良い性能が得られる
ことが判明いたしました。
2. 工程チャートを新たに追加いたしました。
3. プライマコート(2コートシステム)説明書も同時に改訂されております。
新資料をご要望の方は info@fluorotech.co.jp までご連絡ください。