PFOS/PFOA についての解説 (1) PFOS/PFOAとは? | フロロサーフ 技術情報

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撥水・撥油・耐酸・防汚・指紋付着防止・防湿・低摩擦などの機能を発揮するフッ素系コーティング剤【フロロサーフ】の最新技術情報を紹介いたします。 

最近お問い合わせの多い PFOS ・PFOAについての解説です。

 

(1) PFOS, PFOAって 何?

 

フッ素系化合物は大きく分けると無機系フッ素化合物と有機系フッ素化合物の

2つに分けられます。

 

無機フッ素は歯磨き粉への添加等で知られておりますが、それ以上に

私たちの身の回りにたくさん使用されているのが有機系フッ素化合物です。


フライパンやなべなどのこびりつき防止コーティング

繊維の撥水撥油・防水スプレー

家具に引き出しのすべりテープ

高性能潤滑油 など



 

有機系フッ素化合物は、非常に表面張力が低く、安定性が高くて酸や熱に

強いことが特徴です。

 

 

その性質を利用して、撥水撥油剤や付着防止剤、界面活性剤として利用

されてきました。

 

これらの有機化合物は、 高分子化合物と低分子化合物の2つに分けることが

できます。

 

 

 高分子化合物(ポリマー) → 撥水撥油剤、付着防止剤、フッ素コーティング剤

  

 低分子化合物 → 乳化剤、塗料やインキの濡れ性改善剤、農薬、フッ素系溶剤

 

高分子化合物の製品の膜成分は重合反応によって製造されます。

分子量が大きく、安定した物質ですので水や油にも不溶です。

そのため通常のプラスチックと同じように人体内に入り込むことができません。

=非常に安全な性質といえます。

 

低分子化合物の製品の乳化剤や、濡れ性改善剤は界面活性剤といわれる

もので、親水性や新油性を持っておりますので、水や油に溶解いたします。 

インキや塗料や液体の表面張力を下げる性能が非常に高く、

熱や酸にも耐性を持つので、さまざまな用途に多用されてきました。

 

 PFOS/PFOAは、このフッ素系界面活性剤として多用されてきました。

 本来は下記の炭素8個のフッ素化合物の事を指しておりました。

 
狭義のPFOS   C8F17SO3-  
    電解フッ素法という製法で製造されます。
     構造内にイオウ原子が存在することが特徴。           
 
狭義のPFOA   C7F15-COO      
     テロメリ法という製法で製造されます。 
     PTFE樹脂 (テフロン=デュポン社の商標)の製造時に乳化剤
     として使用。 
      
 
最近では炭素の数が異なるものや、この狭義のPFOS/PFOAに類似した
構造を持つフッ素系の低分子化合物をひっくるめてPFOS・PFOAと呼ぶ
ようになってきました。


つづく。

 

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