何となく都とは言うものの、都城(ミヤコのジョウ)って遠い遠い所と言う感じがしません?

 

 人口16万人余、宮崎県では第二位の都市とのことですが、宮崎の人から何も無い所ですよ、行っても仕方ないですよと言われてました。行ってみると、ホントに何も無い所でした。駅前にも駅にも、売店もコンビニも無くて。

 

 それでもどうしても行ってみたかったのです。それは高校時代、私は実家のある富士と高校のある沼津間を通学してたのですが、毎日帰りの時間に、東京発で、この都城行と言う寝台特急が入って来るのです。駅員さんが毎日、当時の駅の放送は皆そうでしたが、鼻に通る高い声でミヤコノジョー行き~と放送するのです。

 そして発車すると、ガタンガタンと赤いテールランプが遠くへ消えていくのです。

 

 どんなところかなって思うじゃないですか、で、80歳過ぎになって初めて行けて、ああこんな所だったのかと。

 

 駅で聞いたら徒歩5分位の所に神柱宮神社とその前の公園があると。そういうのはどこにもあるとは思いましたが2時間に1本位しか来ない待ちにはちょうど良いので、行って来ました。すごく何にも無いのが印象的、でも黄葉の中に紅葉があり、落ち着いた良い神社ではありました。

 

       

         きれいな神社の橋              大きな鳥居も印象的でした  

 

都城駅

   このホームにかつての特急が翌日の夕方に着いたのだなと、感慨深く感じました。

三つ子の夢が果たせた感じでした。

   未だブルトレの走る前の黒い客車の頃のこと。