私共 フルード工業ではもう何十年となく社員旅行とは別に年二回春秋に行楽と称して社員の親睦、健康、そして巾広い教養をと、日帰りで出掛けています。今回は上記を訪ねました。

ここには104基も連なる大小の龍角寺古墳群が有り、圧巻。未だの方は一見の価値ありですよ。

歩きながらこの古墳の主はどこに住んでたんだろう、何で都から遠く離れたこんな所に、などと思い、入館した資料館で伺ったら、学芸員の方が来て下さり、簡明にご説明下さいました。受付の方が、著書も色々有り、偉い先生なんですよと。せっかくゆえ展示されていた「最後の前方後円墳 最後の龍角寺浅間山古墳」と言う本を求めさせていただきました。

読んでみるとこれが発掘のときの情景まで描写されていて大変面白く、あっと言う間に読み切ってしまいました。

なお、この調査で、今までここの古墳群の端緒となったものとされていた大きな浅間山古墳が、前方後円墳最後のものと言うことが分かったとのこと。凄い発見ですよね。最初と最後では素人的に見ても大違い、何の変哲も無い藪の中の土の山が、専門家の専門的な証左でそんなことまで分かって来るのですね。

 歴史の好きな私にとって、大きな収穫となりました。

 

浅間山古墳のすぐ後に出来た方墳 岩谷古墳(浅間山の方は藪の中で、うまく写りませんでした)

 

龍角寺浅間山古墳の著書と先生の下さったサイン

 

記念写真に納まって下さった著者白井久美子先生

あとで博士でもあられる研究者であることを知り、恐縮の極みです。