身体不自由児の施設「ねむの木学園」を運営されてる方です。
元々は紅白7回出場の歌手であり、女優でありと、多才な超有名な方。
東京での長嶋監督、寅さんの山田洋二監督などと並び名誉都民を受けておられます。
今90才とのことでしたが、時代の移り変わりと言うものを強く感じました、戻って社員達に話したら、もう30代~40代前半の人まではお名前をすら知らないと。時の移ろいにびっくりしました。あんなに有名な方がと。
なお、ねむの木をお始めになった当初は、マスコミでは売名とか偽善とか、いろいろな中傷が有りました。でも私は、最初からそれはない、不自由な気の毒な子供さんをお世話し何がいけない。自分は何もせず、何も出来ないのに、何を言うのだこの文屋共めがと強く反発を覚えた記憶があります。
当時そのようなものが出るたびに、「ねむの木学園」は続いているではないか、と。信念、理念を持たずにこの種のものが長く続けられようかと。
結局、生涯続けられ、名誉都民にまでなられ、私は大変うれしく思いました。お目に掛ったことも無く直接的には全く存じ上げていない方ではありましたが。
でも、折が有ったらねむの木学園を訪ねて見たい気はずっとして居り、毎日に追われ中々実現出来ずに居りました。
静岡県の会合でお目に掛れ、ほっとしたうれしさを感じ、次々とお話しされる方の切れ目に近づいたら、手を出して下さったので握手させていただきました。そしてお早めに帰られましたが、そのときも握手していただきました。やわらかな、あたたかいお手をされていました。さらにご長命であられ、「ねむの木学園」をお見守りなされますよう。
私より一回り多く、車椅子で見えておられましたが、静かにお元気のお姿で した。お美しいだけでなく、立派に物事をなされた方に見られる神々しさが感じられました。ブログに載せてよいか伺いましたところ、うなずいていただけました。
