ここは私は三回目になりますが、家内は始めてとのことゆえ、古希のご褒美を兼ねて連れて行ったものです。
先ず、終点でバスを降り、宿に向かって歩き出すと、梓川沿いの草むらの中にサルが居ました。写真を取ろうと前に廻り、顔の前50㎝位にカメラを向けましたが、全く逃げも怒りもしません。知らん顔の人慣れ、カメラ慣れをしているのです。そのうちに出て来て、人の列に並んで、同じ歩速でスタコラ歩き出しました。ちょうど仔犬のようでした。
まるまる太った親ザルの、オスでしたが。途中でほどよい枝ぶりの木を見つけると、さすがはサル、するすると登って行き、枝に座り、心地良さそうに私達を見おろしていました。
エサをやってはいけないとのことですが、こっそりもらうのか、一杯落ちてるのか、まるまる太っていました。
また、上高地で55年も自然を描いていると云う素人画家と自称する渡辺さんに会ったり、上高地のすばらしさを世界に広めた、ウエストンさんの道案内をした有名な嘉門次小屋の上條嘉門次さんの曾孫さんの店でその当主に会ったり、明神池からさらに徳沢まで往復20㎞の山道を歩いたり、秋の上高地を満喫して帰って来ました。もう今年は閉山となり、誰も居なくなっている頃ですけど。
なお、嘉門次さんの曾孫さん、画家の渡辺さんの写真はカメラの故障で残念ながら付けられません。またの折に。
人の列と一緒に歩くサル