地下鉄丸ノ内線の淡路町近く(靖国神社と本郷通り)の交差点からちょっと入った静かな通りに佇む有名な老舗のそば屋さんです。

 別にこの店の廻し者では有りませんが、せいろ1枚が税込720円とまずはリーズナブル、十分お勧めです。

 この店はご存知の方が多いと思いますが、関東大震災直後に建てられた都の歴史的建造物に指定されていたもの。おしくも一昨年冬の夜、営業中に漏電による火災により焼失しましたが、昔と同様の木造で新築されたものです。

 実は、毎夜帰り路に歩いているウオーキングの途中、火災の最中に遭遇、でもビルに囲まれた所ゆえ、まさかこの店が焼けているとは思いもよらず おびただしい消防車と立入禁止のロープのため入れないのでもの好きな私は、消防車の数を数え、カメラに収めて帰って来ました。

 翌日の新聞で、ここだったのだと知り驚きました。

 消防の方々のご努力と、店の判断で客を素早く外へ誘導し、人身も類焼も全く無くて済んだことは、まさに不幸中の幸いでした。

 その後も、ここは何度も通りましたが、1年以上の間、この付近に来るとかすかに燻臭さが残りました。新築成りまずはめでたし。







新築開店の日の夜景






めずらしい十一(といち)そばが食べられます。








当日1000人様限定でくれていたのし付の手ぬぐいです。



2年前の冬、焼失の折
けたたましいサイレン、おびただしい数の消防車。見えた分だけで34台、翌日の新聞では40数台とのことでした。いかに大事な建物だったかが伺い知れます。