2学期が終わり、冬休み
私学だからか冬休みは長い。
休みの間のことは割愛して3学期へ

Zは相変わらずひとりだった。

iちゃんは私のしつこさに負けたのか、少しずつ笑顔を見せてくれるようになった。
嬉しかったし、安心した。

そうなると、なんだかZが可哀想に思えてきた。
iちゃんの心が開いてきたから、Zへの怒りが薄れてきたのだ。
しかしながら悪口を言われたRは許す気はないようだった。

Zが悪口や嘘さえつかなければ、気楽につき合える子なのだ。

ある日、授業で席が近い者でグループを作って取り組むことがあった。

Zはみんなに避けられ、どこにも入れなかった。
その姿に心が傷んだ。

小学生の自分を思い出す。
独りではなかったけど、辛かった。
でもRは無視するだけで攻撃はしなかったからマシだと思う。

だけど、誰とも話さない生活ってどれほど惨めで辛いだろうか。
Z自らが原因を作ったのだけれども。

先生はZの孤立にまだ気付いていない様子だ
でもいずれ気付く
そうしたら責められるのは仲良しだと思われている私達だろう。
それは嫌だ。
私はあとどれだけ先生の評価を落とせばいいの?

保身が第1の理由
でももうZには怒りはない。
Rはたかが悪口で、どうしてあんなに怒りが持続するのだろう。


私のグループにはRもLもいなかったし
席もまぁまぁ近いから
思いきってZに、こっちおいでよ、と声をかけた。

Zは、うん。と言って移動してきた。

離れた場所からRがそれを見ていた。
私を睨み、これ見よがしなため息をした。
Zは私の隣に来て、Rから隠れた。

Rには、Zを仲間外れにして先生に怒られるのが嫌だった、と言えば問題ないと思っていた。

授業が終わり放課後
Rは怒っていた。
私を裏切り者だと言った。

Rに理由を話すと、いいこぶりやがって!と益々怒った。

もう、うんざり。
Rの気性の荒さにはついていけない。
どうして彼女の機嫌が良いよう、こちらが気にしなくてはならないの?

私はRと決別した。
みんなから嫌われても、Zの側にいようと決心した。