1月25日に無事1ヶ月記念日を迎えました。
その日は夕方から先輩のお家にお邪魔しました。
久々に会った先輩は忙しそうでしたが、元気そうだったので良かったです。
ライブのためにベースを練習している最中だったので聴かせてもらいました。
あんなに近くで、ベースを弾いている先輩は初めて見ました。
ベースはずん、と響くような音で聴いていて心地よくて。
と同時に、最後のライブに向けて練習している先輩を見ていたらだんだんと寂しくなってしまいました。
ふと気付いたらいつの間にか視界がぼやけていました。
一生懸命ベースを練習していた先輩には、気付かれてないはずです。
もう少しタフにならないといけないですね。
私たちにとっては初めてのイベントや大学生として迎える初めての季節でも、先輩たちにとっては4回目なんですから。
いい加減、年の差を認めて割り切らないといけませんよね。
もう、先輩たちにとっては全部最後です。
最後のライブは、バンドを結成したときにやったデビュー曲を演奏するそうです。
1年生の頃の先輩が弾いてた曲。
楽しみであり、ちょっと複雑ですね。
その後、先輩には待っててもらって、まだまだ慣れない料理を作りました。
忙しくてまともに野菜を摂れていない先輩のために自分なりに頑張りました。
その数日前に余ったシチューを持っていったら好評だったので、このときもちゃんと料理をしました。
二人でまったり食べて、食べ終わった後は雑談&近況報告タイム。
先輩が横になってしゃべっていましたが、私も呼ばれて後ろからぎゅっと抱きしめられた状態でお話しました。
安心感で寝そうになったのを覚えています。
その後、先輩がスタジオでバンド練習だったのでいったん私も帰ることに。
一緒に玄関から出ようとしたときに突然、先輩が何かを取り出して。
はい、って手渡ししてくれたのは綺麗に包まれたプレゼント。
靴を履きながらぽかーんとしてしまいました。
動揺しすぎて、クリスマスプレゼントですか?とか意味不明なことを言ってしまいました。
記念日はもちろん覚えていたんですが、一緒にいて特に話題には上らなかったので、
その日が記念日だとはあまり意識していなかったんです。
あたふたと受け取って、とりあえず家に帰りました。
家に着き、プレゼントを袋から取り出すと、リボンがかけられた包みに一枚の手紙が挟まっていました。
プレゼントを明ける前にその手紙を真っ先に読みました。
先輩の気持ちを確かめられるような内容でしたし、優しい言葉が本当に嬉しかったです。
プレゼントはマフラーと手袋。
嬉しくて、練習中だとわかっていながら先輩にLINEを送ってしまいました。
そして、先輩の練習が終わるとまた私は先輩のお部屋に行きました。
プレゼントのお礼を言って、ぎゅうって抱きつきました。
それから二人でベッドに入って。
いろいろなことを話しました。
先輩は自分の忙しさのせいで私をかまえていないことを、申し訳なく思っていてくれたようです。
嫌われたかと思った、と言われてしまいました。
私も距離感がわからず、ほとんど自分から連絡を取っていなかったので、
先輩を知らず知らずのうちに不安にさせてしまっていたようです。
それからはまた違う話題に。
先輩「1ヶ月だねー。速かったな。おめでとうはなんか違う気もするけど、おめでとう」
私「おめでとうございます。速かったですねー」
先輩「…1ヶ月記念日だしちゅーしておきますか」
ここで久々にちゅーしました。
相変わらず先輩とのキスは緊張するし、どきどきします。
私「…私たちあんまりキスしませんよね」
先輩「たまにするキスが良くない?なんか毎回毎回してると価値が薄まっちゃいそうで」
私「まぁそうですねー、でも先輩キス好きじゃなかった?」
先輩「…好きだよ。でも人前とか絶対やだ。…それに、キスするとスイッチ入っちゃうから」
私「スイッチ入っちゃうんですか?」
先輩「…まぁ、うん」
ここで思いっきり、初めて自分から先輩にちゅーしました。
二回目のお泊まりも楽しくてあっという間で、帰るのが本当に嫌でした。
次会えるのはいつでしょう。
信じて待ってます、先輩。