absent-mindedのブログ

absent-mindedのブログ

つれづれなるままに。大学生活とか、恋愛とか。とかとか。

Amebaでブログを始めよう!
お久しぶりです。
いつの間にか前回の投稿からけっこう経ってますね。
近況報告したいと思います!

2月9日。
先輩のラストライブでした。
ベースを弾いてる姿も見納めかと思うとすごく寂しかったです。
でもライブは最高でした。
5曲全部楽しくてあっという間でした。
この日はほとんど先輩と話せませんでしたが、見れただけで満足でした。

2月11日。
珍しく先輩も参加した飲み会。
久々にお酒を飲んでいる先輩を見ました。笑
2人で話していると茶化されるし、みんなに気を遣わせてしまうので先輩にあまり近づけませんでした。
しかもバイト終わりで疲労が溜まっていて、眠くてコンディションは最悪。
よくわからない距離感で先輩と接していたら、だんだん変な感じに。
最終的に、本当に眠気が限界で早く抜けることにしました。
友達が気を利かせてくれて、帰る前に先輩と2人になりました。
最近会えてなくてたまに悲しそうなんで少しでもかまってあげてください、って言ってくれたみたいです。
そしたら帰り際に、最近会えなくてすねてんのかー?って笑いながら先輩に言われました。
私「すねてないですよ。忙しいのわかってるんで」
先輩「そう?ならいいけどさ。俺もかまえてない自覚あるし、ごめんなー」
私「大丈夫です。じゃあ今日はもう眠いんで帰りますね」
先輩「ハグでもしとく?笑」
私「…だって先輩、人のいるところでそういうことするの嫌だ、って…」
先輩「いいから、来いよ」
ここでぐいっと引き寄せられてぎゅうっと抱きしめられました。
久しぶりに会えて話せてそれだけで嬉しかったのに、そこまでしてもらえるとは思わなくて、本当に嬉しかったです。

2月14日。
バレンタインデーでしたね。
その日は先輩にご飯行こうって誘われてたので、帰り際にチョコを渡そうと思ってました。
昼間から友達と悪戦苦闘しながら頑張って作りました。
先輩の就活の説明会が終わってすぐに出発。
家にも帰らずそのまま迎えにきてくれた先輩はスーツのままで、疲れ気味でした。
お互いの近況報告をし合いながら近場でご飯を食べ、ドライブがてら少し買い物もして、家まで送ってもらいました。
車から降り、ずっと鞄に入れていた紙袋を手渡すと、きょとんとしている先輩の顔。
私「先輩、バレンタインですよ。いつもありがとうございます」
先輩「あー、そっか!すっかり忘れてた。ありがとう!嬉しいよ」
その後は照れてしまってほとんど話さずに、渡し逃げみたいな感じですぐに帰りました。笑
夜中にお礼のLINEが来てにやにやしながら寝ました。笑

2月16日。
この日は本当にいろいろなことがありました。
前日が友達の誕生日で、お祝いにいくことになってたんです。
メンバーは私を含めて4人。
男女2:2でした。
みんなで居酒屋で乾杯し、ボーリングに行き、その後はよく行く温泉に一泊というプランでした。
ボーリングはペアで対戦しようということになり、私の仲間はAという男子になりました。
Aはボーリングが上手で、私が足を引っ張っている状態。
ストライクやスペアを出しまくる一方で、私は調子が悪くガーターばっかりでした。
もう2人と勝負をしていたので、ゲームはどんどん白熱していきました。
だから、Aが投げ終わる度にハイタッチとハグを求めにきても、少しの違和感しか感じなかったんです。
結局2ゲーム投げましたが、1勝1敗という結果でした。
その後はみんなと温泉へ。
お風呂から上がると2時を過ぎていて、宿泊部屋に行くことにしました。
でも私は環境が変わるとなかなか寝付けなくて。
Aがなぜか一緒に起きていてくれたんです。
残りの2人はもう寝てしまっていて、起こしたらまずいということで部屋を出ました。
暗い館内でAとソファに座り、いろいろな話をしました。
私は主に先輩の話。
忙しくてかまってもらえないのは仕方ないけれどやっぱり少し不安、といったような無いようだったと思います。
すると、いきなりAに抱きしめられて。
A「…なんか、聞いてらんないんだけど。…俺の彼女になったらそんな思いさせないのに」
そして、キスされました。
A「…俺の彼女にならない?」
頭が真っ白になりました。
てっきりAは私の友達ねらいだと思っていたし、何でも話せる男友達的ポジションだったので。
私を好きだなんて素振りは少しも感じたことはありませんでした。
そこからは完全にAのペースに持ち込まれ、何度も告白され、キスされました。
私はずっと信じられなくて言葉を失っていました。
先輩がいるから、とはっきり断ることができなかったんです。

翌朝、Aは別の用事があったので私たち3人より早く出て行きました。
私もいったん家に帰り、猛烈な睡魔の中バイトに行く準備をしました。
バイト中も思い出すのは夜中の出来事で。
その日は本当にずっと考え込んでいました。
そしてバイトが終わり、私は先輩にすべてを話すことにしました。
話がある、とLINEすると時間を指定されたのでそれまでにシャワーを浴びたり、ご飯を食べたり。
その間、例の4人組になった時間がありましたがAはいたって普通で。
まるで昨日のことが夢だったんじゃないかと思うほどでした。

先輩の部屋には1時過ぎに行きました。
先輩は笑顔で出迎えてくれて。
そんな先輩を目の前にした途端、言おう、と決意して家を出てきたはずなのに足がすくみました。
先輩「どうしたの?話って?」
部屋に入り、ドアを閉めると私はそこに立ちすくんでしまいました。
先輩に近寄れなくて、ずっとドアに背を押し付けていました。
「…どうした?こっち来て座りな」
「いいんです」
「…なんか、変だけどどうしたの?」
「今日は、お話ししたくて来たんです」
「何を?」
このときの先輩の顔は形容できません。
心配そうな、何か嫌な予感を感じ取って私の言葉を聞くのを恐れているような、複雑な表情。
そんな先輩のことを見ていたら本格的に言えなくなってしまって。
「…やっぱり、今日はやめときます。ごめんなさい。また今度話します」
「え?ちょっと待って。どうしたんだよ?話してみ?」
「…いや、今日は無理です…」
こんなやり取りを何度か繰り返し、最終的に私が折れました。
「…あのね、先輩……昨日、告白されました…。それで…キス、された…」
最後の方は聞こえるか聞こえないかぎりぎりの声量だったと思います。
ここでしばらくの沈黙。
「誰に?」
「…普段から仲良い人…」
もはやこの段階で空気に耐えられなくて、私は逃げ出す準備をしていました。
我ながら最低ですね。
でも先輩がそれに気付かないわけありません。
「こっち来て」
先輩に手招きされ、自分の前に座るように言われます。
「いえ、いいです…」
「いいから。こっち来いって。ここに座って」
逆らえる雰囲気ではなく、私はあきらめて先輩の前に座りました。
「で?何があったのかもう1回話してくれる?」
私はすべて話しました。
その人とは仲が良いこと。
その人は私が先輩と付き合っていることを知っていること。
私の友達を好きなんだと思っていたこと。
いきなりすぎてびっくりしたこと。
キスされたこと。
まだ返事を返せていないこと。
先輩に言おうか、隠そうか迷ったこと。
先輩は黙って聞いていました。
私は不安なのと恐怖で途中から泣きそうでした。
声も震えていたと思います。
全部聞き終わるとまた少しの沈黙。
「…モテるんだねえ」
うつむいていると頭上から雰囲気が少し柔らかくなった先輩の声がしました。
「話してくれてありがとう。隠さず言ってくれて嬉しかったよ」
そこからは私を諭すように先輩はゆっくりといろいろなアドバイスをしてくれました。
友情関係を続けたいのならきちんと断った方がいいということ。
キスしてしまったのは仕方ない、むしろ話してくれたことで信頼度が上がったということ。
自分は全然かまえていないから強くは言えないということ。
まるで先生のような口調に私も安心して素直に聞き入れることができました。
心も軽くなり、とてもすっきりしました。
書ききれないくらいの多くの言葉をもらい、たくさんのことを学びました。

結局1時間くらい話していたと思います。
「長々とごめんなさい、そろそろ帰りますね」
私が立ち上がると先輩も立ち上がりました。
最後はいつものように楽しく雑談して。
「話して良かったです。先輩の顔があまりにも恐かったから、言おうと思って家出てきたのになかなか言えなくて」
「だって俺、お前に『やっちゃいました』って言われんのかと思ってすごい不安だったんだよ。かなり思い詰めた顔してたしさ」
「それはさすがに無いですよ…でもキスだって私にとっちゃ大事ですよ。先輩とだってそんなに何回もしたわけじゃないから、1回のキスは比重が大きいし」
先輩は私の頭を何回も撫でてくれました。
「…聞いてくれてありがとうございました、先輩」
「話してくれてありがとう。なんかお前変わったな。前より考え方とか行動が大人になった」
「本当ですか?嬉しい!」
「うん。『私変わったんです』って付き合い始めたころ言ってたけど、本当に誠実さが増したというか」
「先輩のおかげかも…?ね。笑」
先輩はちょっと笑って煙草を吸い始めました。
「でもね、先輩。ちょっとだけ調子乗るけど、告白されてキスされたとき、私先輩以外無理なんだなーってすごい思いました。先輩以外考えらんないんだなーって…」
先輩はまた笑ってました。
「…今思ったんだけどさ、俺の就活終わったら旅行しようか。日帰りとかじゃなくて泊まりで」
「行きたーい」
「あれ、そんな乗り気じゃない?笑」
「そんなこと無いですよー…嬉しいし、びっくりしたから…」
先輩はまた私の頭を撫でました。
「…じゃあ、本当に、もう眠いんで帰りますね。ありがとうございました。お邪魔しました」
前日は温泉でほとんど眠れなかったので私の睡魔は限界でした。
靴を履き、おやすみなさい、と言って先輩に背を向けると、腕を掴まれました。
先輩の方を向かされ、あごを持ち上げられます。
ゆっくりと、優しく優しくキスされました。
今までで一番優しいキスのように感じました。
「…ごめん、煙草臭かっただろ?」
私は首を横に振るのが精一杯でした。
ぎゅうっと胸が切なくなってしまい、顔が見えないように先輩に抱きつきました。
先輩も黙って抱きしめ返してくれました。
やっぱり、先輩がだいすきだと思えた日でした。
これからもこの気持ちを大切にしていきたいです。
先輩、だいすきです。