今日は3月11日。
お昼頃から藤崎にお出かけしていたのですが、アーケード街に献花台が設置されていて、
この仙台の地で、祈りを捧げて参りました。
昨年から、父を亡くし、ももを亡くし、いつも誰かがそばにいてくれることは奇跡なんだと
明日という日を迎えられることのありがたさを改めてかみしめて、
ただただ祈りを捧げていました。
明日が皆様にとって穏やかな日となりますようにと🙏
3月9日、ももちちの誕生日に、秋保温泉 茶寮宗園さんにお世話になったお話の続きです。
15時にチェックインして、早速お風呂三昧のあと、お楽しみのお夕食です✨
お部屋食で、もも家はそのまま低いテーブルで頂きましたが、
『椅子とテーブルに入れ替えることもできますが、いかがいたしましょうか?』と
お尋ねくださいました。
確かに、こちらに来られる方は、ご高齢の方が多いとお見受けしましたので、
膝とか腰とか、お辛い方にはテーブルは嬉しいですよね。
こんなさりげないご配慮、素晴らしいです。
お料理は美しい茶懐石料理。
東北の素材、四季折々の旬の食材が使われ、また器も季節ごとに変わり、
目で、舌で、東北の恵みを頂きます。
本日のお献立はこちら。
まずはこの、お雛様を模した前菜の数々。
目で見るだけでも可愛らしくて。
いくらが入っているのは、金柑の器。
ももの花びらは生姜で作られています。
お吸い物は蛤。お出汁のお味が絶品です。
お作りは、とろけそうなトロにうに、歯応えのいいお鯛さん。
これを、土佐酢とお醤油と、手作りの酢味噌でいただくのですが、
この酢味噌が絶品で、これだけでご飯が食べられるぐらい美味しかったです。
上の段が、焼き物の鰆の福良焼で、
下の段が黒鮑の煮物ですが、この黒鮑の柔らかさといったら‼️
器を愛でるだけでも、目の保養ですが、味まで最高です。
そして、この仙台牛の小鍋。
すき焼き風かと思いきや、確かに基本はすき焼き様のお味ですが、
お出汁が飲み干してしまうぐらい美味しくて。
仙台牛が噛み締めるたびに旨みが溢れ出て、はあ、シアワセ。
最後のご飯が季節の筍ご飯。
お櫃で出されたのですが、もうペロリ。
細かい白滝がいい食感でした。
そして、デザートもこの2種類。
いちごのムースは、上のイチゴの酸味と甘味のバランスが良くて、
こんなにいただいたのに、さっぱり胃が軽くさえ感じました。
チョコレートムースはガツンとスイーツで、ももちちのお誕生日ケーキとなりました。
お部屋食でゆったり時間をかけて、器を楽しみながら、
目でも舌でも楽しんで、それこそお腹がはち切れそうなぐらい頂きました。
お汁の一滴も残らないぐらい、そもそものベースのお出汁が美味しすぎて。
日本料理が世界遺産になるわけです。これはもう芸術の域でした。
しっかり休み、お湯で温まり、美味しいもので癒されて、至極の1日となりました♨️
もう1日、茶寮宗園さんでのお話が続きます。
よろしければお付き合いくださいませ🙇♀️