【ことば・コミュニケーションの発達や
食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy(フラフィ)の
多部未来(たべみく)です
言語聴覚士歴15年、
これまで1,500人以上のお子さんの
発達をサポートしてきました
明けましておめでとうございます
今回は、
お正月にできる、
ことばの発達を育む方法
についてお話しします
お正月は特別な時間
お正月は普段と違う雰囲気ですよね
親族が集まったり、初詣に行ったりと、
普段とは違う雰囲気を楽しむ
ご家庭も多いかと思います
この特別な雰囲気は、
お子さんにとって刺激になります
しかし、普段忙しいお母さんたちは、
この時期に特別なことをしようと
頑張りすぎてしまいがちです…
でも大丈夫です
ここからは、
日常生活に取り入れやすい
お正月ならではの関わり方を
3つご紹介します
1. お正月遊びでことばを育む
お正月ならではの遊びは、
ことばやコミュニケーションを育む
絶好のチャンスです
例えば…
福笑い
顔のパーツを指しながら
「目はどこかな?」「鼻はここだね!」
とことば掛けしましょう
遊びながら楽しくことばを覚える
チャンスです
カルタ
文字を読めなくても、
絵を見て探すので大丈夫
「これ、なあに?」と聞いて、
やり取りを楽しむだけでOKです
凧揚げ・羽根つき
外で身体を動かしながら、
「高くあがったね!」「次は私の番!」
とコミュニケーションをとりながら
楽しみましょう
これらの遊びは、
ことばだけでなく、
親子のコミュニケーションを
深める効果もあります
2. 会話でコミュニケーション力を伸ばす
お正月は普段会わない人たちと会ったり、
普段しないことをしたりしますよね
その思い出を振り返る中で、
コミュニケーション力を伸ばしましょう
ポイントは3つです
① ゆっくり、簡潔に話す
お子さんが見ているもの、
やっている動作、気持ちなどを
言語化しましょう
お子さんの中で
ことばが自然に増えていきます
② 質問を具体的にする
例えば、「楽しかった?」よりも
「おばあちゃんのお家で何を食べたの?」
と尋ねると、お子さんは答えやすいです
③ お子さんとの質問を楽しむ
質問に答えることが難しければ、
その日の写真や動画を見せながら
質問しましょう
もし、それでも答えられなければ、
「〇〇したね♪」と伝えるだけでもOK
お正月の特別な体験を通じて、
お子さんが「話したい!」と思う
キッカケを作ることが大切です
3. お正月料理を活用して味覚体験
お正月にはおせち料理やお雑煮など、
普段は食べない特別な料理を味わう
機会がたくさんあります
この”味覚体験”を、
ことばの発達につなげましょう
おせち料理を食べる時、
「黒豆は甘くて柔らかいね」
「なますは酸っぱいね」と
味や食感を言語化しましょう
新しい食材や味を体験することで、
お子さんの感覚が豊かになり、
それを表現することばも増えていきます
お子さんが食べたがらなかったら、
無理に食べさせず、
大人が美味しそうに食べている姿を見せて、
興味を持ってもらうだけでも大丈夫です
お母さん自身もリラックスを
お正月は、何かと忙しくなりがちです
でも、頑張りすぎないでください
お子さんにとって一番大切なのは、
お母さんの笑顔です
忙しい中でも5分だけでも構わないので、
自分のための時間を作りましょう
お茶を飲んだり、
好きな音楽を聴いたり、
ほんの数分でも自分を労わる時間を持ち、
お母さん自身もリフレッシュできます
お母さんが笑顔でいることが、
お子さんの安心感に繋がります
まとめ
お正月という特別な時間を活かして、
1. お正月遊びでことばを育む
2. 会話でコミュニケーション力を伸ばす
3. お正月料理を活用して味覚体験
これらを取り入れてみてください
そして、何より大切なのは、
お母さん自身が楽しむこと
お正月を通じて、
お子さんとの絆をさらに深め、
お子さんとの素敵な時間を大切にしながら、
笑顔いっぱいの一年を
一緒に始めていきましょう
本年もことばの発達サポートfluffyを
よろしくお願いいたします
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