【ことば・コミュニケーションの発達や
食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy(フラフィ)の
多部未来(たべみく)です
言語聴覚士歴15年、
これまで1,500人以上のお子さんの
発達をサポートしてきました
今回は、
”登園渋り”を乗り越える方法
についてお話しします
保育園に行きたがらない
お子さんの登園渋り
朝の準備で焦りながらも、
どう対応すれば良いか迷ってしまう方も
多いのではないでしょうか
この記事では、
”登園渋り”の理由と向き合い方を
3つのステップで解説します
そもそも、なぜ”登園渋り”になるのか
その理由は…
① 家族と一緒にいたい
② 園が楽しくない
③ 体調が良くない
などが挙げられます
では、どうしたら良いのか
① お子さんの話を聞く
② ポジティブな気持ちにする
③ 園の先生に相談する
この3つの方法を試してみましょう
具体的には…
① お子さんの話を聴く
お子さんにイライラしながら
「なんで?」と聞くのではなく…
一旦、深呼吸をして、
思い当たる節がないかを考えて、
落ち着いたトーンで、
「ママと一緒にいたいの?」
「お家で遊んでいたいの?」
と尋ねてみましょう
落ち着いたトーンで尋ねると、
お子さんも落ち着き、
自分の気持ちをお話ししやすくなります
お子さんが話してくれたら、
「~なんだね」と繰り返しましょう
お子さんは
「僕/私の話しを聞いてくれた」
「僕/私の気持ちをわかってくれた」
と感じて、さらに落ち着きます
例えば、こんなケースがあります
・きょうだいが体調を崩して休むため、
自分も休みたくなる
・発表会の練習が厳しく、
プレッシャーを感じている
・先生の何気ない一言で
自信をなくしてしまった
ということがありました
② ポジティブな気持ちにする
前回もお話ししましたが…
お子さんが好きな園のお友達や先生、
園にある玩具や遊具の話をしましょう
その際、保護者さんが「〇〇好きだよね!」
と一方的に話すのではなく、
「保育園で1番好きな遊びは何?」と質問し、
お子さんに答えてもらいましょう
お子さん自身の口から言ってもらうことで、
登園する楽しみをイメージすることができ、
ポジティブな気持ちになります
また、「園の入口まで持っていく」と約束し、
お子さんが安心できるお守りグッズを
持っていくことで、
お子さんの安心に繋がりますので、
どうしてもの時はご検討ください
私が児童発達支援で勤務していた時も、
お子さんがお家にある玩具を持ってきて、
玄関でスタッフに見せたら、
それを保護者さんに渡して、
笑顔で入室してくれるケースが
多々ありまし
③ 園の先生に相談する
お子さんが話してくれた”登園渋り”の
理由を園の先生に共有しましょう
先生に伝えることで、
気に掛けて様子を見てくれたり、
配慮してくれたりする可能性があります
また、お子さんに
「先生に〇〇君がさっき言ったことを
お話しするから、大丈夫だよ♪」
と伝えることで、お子さんの気持ちが
軽くなるかと思います
もし”登園渋り”の理由が分からなくても、
お子さんの様子を伝えることで、
先生がお子さんの様子を見て、
原因を考えてくれることがあります
”登園渋り”を乗り越える方法は、
① お子さんの話を聞く
② ポジティブな気持ちにする
③ 園の先生に相談する
です
上記の3つの方法を試しても、
どうしても登園が難しい状態のまま
のこともあるかと思います
そうなると、保護者さんの気持ちも焦り、
強制的に園に連れていったり、
怒ってしまいたくなると思います
でも、これらの行為は
お子さんとの関係がこじれ、
問題を悪化させてしまします…
どうしても登園が難しければ、
”思い切って休む”というのもアリです
もしかしたら、
体調を崩す前兆かもしれません…
その際は、
「ぐずれば休める」
とお子さんが学習しないように、
「今日は特別にお休みするよ」
とお子さんにしっかり伝えましょう
朝の時間に少し余裕を持つことが、
登園渋りへの対応を助けます
心の余裕を持つことで、
お子さんの気持ちに寄り添い、
スムーズに解決するキッカケを
作りましょう
今回お伝えしたことを
ぜひ試してみてください
それでも解決が難しい場合は、
専門家に相談することも
選択肢のひとつです
ご家庭の事情やお子さんの状況に合わせて
柔軟に対応していきましょう
この記事が少しでもお役に立てたら
嬉しいです
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