【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy(フラフィ)の多部未来(たべみく)です![]()
保護者さんから
「ウチの子、ことばが出ないんで、
ことばが出るようにしてほしいんです!」
とニーズを受けることが多々あります。
今回は”ことばが出る”ために
必要なことをお伝えします![]()
お子さんがことばが出るようにと願って、
「これ、リンゴ!リ、ン、ゴ!
ほら、言ってごらん!
はい、リ、ン、ゴ!」
と一生懸命お子さんに
ことばを言わせようとしていませんか![]()
または、
「ことばのシャワーが大事だよ」と聞き、
たくさんお子さんに話し掛けていませんか![]()
でも、思うようにお子さんが
ことばの模倣をしてくれなかったり、
ことばがなかなか出てこなかったりして、
「本当にこれで合っているのかな?」
と疑問に感じていませんか![]()
なんなら、ことばを教えようとすると、
お子さんが嫌そうな顔をしたり、
「聞いていないのかな?」と感じるくらい
スルーされたりしていませんか![]()
私も新人の頃は、言語訓練の時に
「真似して言ってほしなー」と思いながら、
お子さんに一生懸命ことばを教えようとしていました![]()
ただ、お子さんは
「何かさせられる」
と圧を感じると構えてしまいますし、
楽しい雰囲気ではないので、
お子さんの笑顔が消えます![]()
また、お子さんにたくさん話し掛けても、
常に聞こえてくることばは
生活音やBGMと一緒で、
お子さんは聞き流しています![]()
では、どうしたら良いのか![]()
お子さんが見ているモノを一緒に見て、
その名前、感触、大きさ、色、温度、
などを端的に伝えてあげてください![]()
お子さんとお散歩をしていて、
消防車が走ってきたら
「ねぇ、見て!消防車だよ!」
とお子さんに声を掛けるかと思います![]()
ただ、その時にお子さんが消防車ではなく、
道端に咲いているタンポポを夢中で見ていたら、
”タンポポ”=「消防車」
と覚えてしまうかもしれません![]()
この場合は、
お子さんがタンポポを見ていることに気付き、
「タンポポだね」
「タンポポが咲いているね」
「タンポポ、黄色いね」
とことばを掛けてあげてください![]()
そうすることで、
「タンポポ」という名称、
「咲いている」という動詞、
「黄色」という色名を
お子さんが知ることになります![]()
この1度だけのことば掛けで、
すぐにことばが出るようになる
訳ではありませんが、
自分の興味のあるモノの
ことばの理解を深める
ことに繋がります![]()
また、
「理解できることばが100語たまると、
ようやく1語言えるようになる」
と言われているくらい、
理解できることばがたくさん蓄積されないと、
ことばというのはなかなか出てきません![]()
理解できることばをたくさん蓄積するためにも、
様々なことをたくさん経験する中で
”分かる事柄”というものも
増やしていく必要があります![]()
”分かる事柄”というのは、
「タンポポの花を触ったらふわふわしていた」
「飲み物が入ったコップを倒したらこぼれた」
「転んだら痛かった」など、
”体験・経験”のことです![]()
”分かる事柄”が増えてくると、
”分かることば”も増え、
”言えることば”に繋がってきます![]()
大人側が言わせようとして教えることばや、
たくさん話し掛けられることばは、
お子さんの理解には結び付いていない可能性が高く、
大人側が「ことばが出るため!」と思っていても、
実際に”使えることば”として
出てくる可能性は低いです![]()
だから、
お子さんが興味のあるモノや体験・経験した
ことに関することばを端的に伝え、
”モノーことば”を結び付けて理解できるように
ことば掛けすることが、
”使えることば”の表出に繋がってきます![]()
”ことばが出る”ために必要な関わりは、
① 様々なことをたくさん経験する
② 経験する中で、お子さんが興味を持った
モノに関することばや、
お子さんの行動や気持ちを
端的に伝える
です![]()
「部屋が散らかったら
掃除が大変だから…」
「服が汚れたら、着替えたり、
洗ったりしないといけないから…」
「怪我するかもしれないから…」
という保護者さんの気持ちもよく分かります![]()
ただ、これまで言語聴覚士として
お子さんと関わってきて、
「経験不足だな〜」
と感じることが多々あります![]()
YouTubeで様々な動画を見て
知ることが可能な時代になりましたが、
実体験に勝るものはありません!
実際に経験することで、
お子さんの心が動き、
その時のお子さんの気持ちを言語化することで、
気持ちのことばも理解できるようになって、
気持ちをことばで表すことが
できるようになってきます![]()
だから、様々な経験をする中で、
お子さんが興味を持ったモノに関することばや、
お子さんの行動や気持ちを
端的に伝えてあげてください![]()
これらのことを日々繰り返し行うことで、
”分かる事柄”や
”分かることば”が増えていき、
結果”言えることば”に繋がり、
ことばが出るようになります![]()
「ウチの子とどう関わったら、
ことばが出るようになるの?」とお悩みでしたら、
是非、ことばの発達サポートfluffyの
多部未来までご相談ください![]()
私がお子さんに合ったサポート内容を
ご提案いたします![]()
この記事のYouTubeも公開しています![]()
ぜひこちらも見ていただければと思います![]()
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