【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy(フラフィ)の多部未来(たべみく)です
言語聴覚士歴15年、これまで1,500人以上のお子さんの発達をサポートをしてきました
今回は、
お子さんのイタズラとの向き合い方
についてお話しします
「ウチの子、イタズラばっかりする…」
「いたずらをした時に毎回注意するけど、
全然イタズラがなくならない…」
「イタズラをした後の処理に追われている…」
とお悩みではありませんか
お子さんがイタズラをする度に、
注意をしてもやめなくて、
四六時中イライラしていませんか
前回、お子さんがイタズラをする理由は
① 知的好奇心からの行動
② 大人に構ってほしい
③ 大人の反応が楽しい
の可能性があることをお伝えしました
そう言われても、
大人側からしたら”困った行動”で、
イライラの種ですよね
では、お子さんのイタズラと
どう向き合えば良いのか
① イタズラされたら困る物は近付けない
② 別の物や場所で知的好奇心を満たす
③ イタズラに気付いてもスルーする
④ お子さんと1対1で遊ぶ時間を設ける
の4つが挙げられ、
イタズラの理由によって、
適切な向き合い方は異なります
具体的に説明します
① イタズラされたら困る物は近付けない
まずは、お子さんが口に入れたら、
誤飲や窒息の恐れのある物、
大事な書類、大切にしている物は、
お子さんの手の届く場所には
置かないようにしましょう
「この前まではここに置いていても
届かなかったのに、届いちゃった…」
ということもあるかと思いますので、
絶対に手の届かない場所に置きましょう
また、知的好奇心からの行動が多い時期は、
全ての量をお子さんに渡すのではなく、
少量ずつ渡すと良いかもしれません
もし、こぼしたり、落としたりされても、
被害は大きくなりません
② 別の物や場所で知的好奇心を満たす
ティッシュを出し続けるなら、
”無限ティッシュ”
と検索してみてください
本物のティッシュを出されると困りますが、
出しても良いおもちゃを渡して、
お子さんの知的好奇心を満たしましょう
また、コップで水遊びするなら、
お風呂場にままごとのコップを持ち込み、
思いっきり水遊びを楽しみましょう
③ イタズラに気付いてもスルーする
”大人に構ってほしい”、もしくは、
”大人の反応が楽しい”という理由であれば、
大人がたとえお子さんを怒ったとしても、
「イタズラしたら、反応してくれた!」
とお子さんにとっては”ご褒美”となり、
その行動は繰り返されます
だから、これらの理由であれば、
イタズラされても、危険でなければ、
スルーしてください
スルーの仕方は、
目を合わせない(けど、視界の隅に入れる)、
何も言わない、近付かない、
です
スルーしている間にイライラを抑えて、
自分が落ち着いたタイミングで、
「一緒にお片付けするよ」
と怒った口調ではなく、真面目に伝えて、
イタズラの後始末を一緒にしましょう
その際、イタズラをされた時の気持ちや、
この行動をしてはいけない理由も
真面目に伝えましょう
そして、お子さんがなぜイタズラをしたのか
推測して尋ね、
「お母さんと遊びたかったら、
『お母さん、一緒に遊ぼう』って言ってね♪」
とどうすべきだったのかを伝えましょう
④ お子さんと1対1で関わる時間を設ける
”大人に構ってほしい”、もしくは、
”大人の反応が楽しい”という理由であれば、
お子さんと関わる時間を設けましょう
お子さんの好きな遊びを一緒にやることも
良いと思いますが、
「そんな時間はない…」という場合は、
ご飯ができたら、
一緒に玩具の片付けをゲームっぽくしたり、
「どこに片付けるの?」と教えてもらったり
してみてください
または、お風呂や寝る前の時間に、
お子さんの好きな遊びや読み聞かせをする
ことでも良いと思います
あとは、
「いつも遊びに飽きたらイタズラをする」
と分かっていれば、事前に
「完成したら『お母さん』って呼んでね!
見に来るから♪」
としてほしい行動を伝えましょう
お子さんのイタズラとの向き合い方は、
① イタズラされたら困る物は近付けない
② 別の物や場所で知的好奇心を満たす
③ イタズラに気付いても過剰に反応しない
④ お子さんと1対1で遊ぶ時間を設ける
の4つです
お子さんがイタズラをする理由を探って、
どの対応が適切かを考えましょう
1回で劇的に変わるものではありません
根気強く、お伝えした内容を
取り組んでください
今回お伝えした対応法はほんの一部です
「こういう時はどうしたら良いの?」
と悩むことがあるかもしれません…
その際は、
ことばの発達サポートfluffyの多部未来まで
ご相談ください
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