【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffyの多部未来(たべみく)です
言語聴覚士歴15年、これまで1,500人以上のお子さんの発達をサポートをしてきました
今回は、
意思表出を促す関わり方
をお伝えします
「ウチの子、自分から
”どうしてほしいか”を伝えてくれない…」
「療育で『”ちょうだい”を伝えてくれました』
と聞いたが、家では”ちょうだい”って
伝えてこない…」
とお悩みではありませんか
療育では自分の意思を
ことばで伝えるお子さんも、
療育が終わって、保護者さんと再会した途端、
「ん」と言って、手を差し出して、
お菓子を要求するお子さんを見てきました
では、どうしたら意思表出するのか
大人が察しの悪い人間になること
です
具体的には…
お子さんが何か欲しがった時に、
”お子さんが”表出するのを待ちましょう
保護者さんはお子さんの何気ない仕草や、
「この時間に不機嫌ということは…」と考え、
”無意識に”お子さんが何を欲しているかを
察し、お子さんの願いを叶えている
かと思います
何も言わなくても、
いつも願いを叶えてくれる人がいたら、
わざわざ伝える必要はないですよね
だから、
”伝えなければ願いが叶わない”状況
を作る必要があります
注意してほしいのは、
お子さんが表出する手段を獲得しているか
どうかです
自分の意思をジェスチャーなどのサインや、
絵カード、ことば、といった手段で表出する
ことができるのであれば、
察しの悪い人間になって、
お子さんの表出を待ちましょう
まだ、表出手段を獲得してない場合は、
お子さんの気持ちを言語化して伝え、
「こういう時は〇〇って言えば良いんだ〜」
と、お子さんが知ることから始めましょう
私もお子さんと関わる時は、
察しの悪い人間になって、
「な〜に〜?」や「ん?」と言って、
お子さんが表出するよう促します
まだ、表出手段を獲得してない場合は、
お子さんの手を取り、
”ちょうだい”のサインと
「ちょうだい」ということばを添えて、
「こうやって伝えたら良いんだよ〜」
ということを教えています
意思表出を促す関わり方は、
大人が察しの悪い人間になること
です
まずは、お子さんが表出する手段を獲得
しているかを知りましょう
そして、表出する手段を獲得している
のであれば、お子さんが表出するのを
待ちましょう
ただ無言で待っていても、
お子さんは何も表出しないかもしれないので、
「な〜に?」「ん?」と声を掛け、
表出するよう促してみてください
今回お伝えした内容を、
まずは「おやつの時間」と決めて、
短時間で良いので、
是非やってみてください
そうすることで、
お子さんがご家庭でも
自分の意思を表出するようになります
ただ、実践してみると、
なかなか上手くいかないことが
あるかもしれません
その際は、
ことばの発達サポートfluffyの多部未来まで
ご相談ください
【ことばの発達サポートfluffy】のホームページはこちら↓