【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy代表の多部未来(たべみく)です。
今回は、
「できる!」を増やす方法
についてお話しします
新年度が始まって、
約1ヶ月が過ぎました
「ウチの子、他の子ができていることが
できていない…」
と気になっていませんか
「この子のために!」
と思ってやっていることが、
上手くできるようにならなくて、
保護者さんもお子さんもイライラ
していませんか
では、どうしたら良いのか
① 何につまずいているのか知る
② スモールステップで取り組む
③ ちょっとした「できた!」
を褒める
この手順を試してみましょう
具体的には…
① 何につまずいているのか知る
「着替えができない」
と一言で言っても、
着替えには様々な工程があります
・シャツ/ズボンを脱ぐ
・シャツを着る
・ズボンを履く
・下着をズボンにしまう
・ボタンの留め外し
などです
さらに、”ズボンを脱ぐ”でも…
・パンツとズボンの間に親指を入れる
・パンツが脱げないようにズボンだけ下ろす
・ズボンから足をぬく
と細分化できます
お子さんができないことの
何につまずいているのかを
まずは知りましょう
② スモールステップで取り組む
①の何につまずいているのか分かったら、
それができるようにスモールステップで
取り組みましょう
”ズボンを脱ぐ”の
”パンツとズボンの間に親指を入れる”が
難しいのであれば…
大人がパンツとズボンの間に親指が入る
空間を作って、親指を入れさせる
↓
親指を入れる部分のズボンを
大人がめくって、親指を入れさせる
↓
親指を入れる部分を大人がタップして、
親指を入れるよう促す
↓
大人は見守って、お子さんにやってもらう
と、最初はサポート量多めで、
徐々にサポート量を減らしていきましょう!
③ ちょっとした「できた!」
を褒める
”できなかったことが1人でできる”
ようになって、初めて褒める方が
多いのではないでしょうか
そうではなく、
②で書いたスモールステップのなかの
小さな「できた!」や、
チャレンジしようとした姿勢を
褒めましょう
ただ、「すごいね!」「できたね!」
と褒めるのではなく、
「お父さん指、入れられたね!」
「自分でズボンを下ろそうとしたね!」と
具体的にやったことを
笑顔で伝えましょう
そうすることで、
お子さんの自己肯定感が高まります
そして、
「僕/私のことを見てくれている」と感じ、
親子の信頼関係が深まります
「できる!」を増やす方法は、
① 何につまずいているのか知る
② スモールステップで取り組む
③ ちょっとした「できた!」
を褒める
です
今回お伝えした手順に沿って、
お子さんの「できた!」を増やして
いきましょう
また、”できないことに取り組む”
ためには、パワーが必要です
朝起きた時や夜寝る時に
「今日も〇〇君がいるから、
お母さんは幸せだよ〜♪」
と、お子さんの存在自体を褒め、
お子さんにパワーを注入しましょう
そうすることで、
お子さんは苦手なことにも
チャレンジできるようになります
【ことばの発達サポートfluffy】のホームページはこちら↓