【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy代表の多部未来(たべみく)です。
ことばや情緒面を育むために、
様々な”経験”をすることは大事なことです!
ご家庭には、絵本や図鑑があるかと思います。
お子さんに動画を見せるなら「知育系が良いかな〜」と思って、
知育系の動画を見せている方もいらっしゃるかと思います。
「ことばを覚えてほしい!」という想いから、
絵カードをお持ちのご家庭もあるかと思います。
これらの教材を使ってことばを教えようとしても、
「なかなかことばが出ない」
「動画や絵本の”リンゴ”を見て、『リンゴ』と言ってくれるけど、
食卓に出す切った”リンゴ”を見ても『リンゴ』とは言わない」
とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
「ことばを教えよう!」と、イラストや写真を見せて、
『これは”リンゴ”だよ!赤いね!まぁるいね!果物さんなんだよ」
とことば掛けをしても、
そもそもお子さんが興味を持って見てくれないことはありませんか![]()
私も言語訓練を行う際に、
お子さんがどれくらいことばを理解しているのか評価するために絵カードを使います。
お子さんが分からなかったら「これは”リンゴ”だよ”」と教えます。
ただ、それでことばを覚えられるかというと、なかなか難しいです…
絵カードに対する興味の持続時間は短いですよね?
そして、大きさが分かりませんよね?
”イチゴ”も”スイカ”も”飛行機”も絵カードにちょうど良いサイズ感で描かれています。
”イチゴ”と”スイカ”の絵カードを2枚並べて見せて、
「スイカって大きいんだよ!イチゴは小さいの!」とことば掛けしても、
お子さんにはピンとこないですよね?
また、質感や重さ、温度、匂い、味、触った時や食べた時の音も
実際に持ったり、食べたりすることでしか感じることができませんよね?
だから、できる限り実物を見て、持って、匂いを嗅いで、食べて…、
と様々な”経験”をすることがすることが大事なんです!
今は様々な教材があります。
ただ、教材だけでことばを教えるのには限界があります![]()
他にも、”動作語”や”形容詞”、特に”感情を表すことば”は、
実際に体験・経験しないと、ことばと結び付きません![]()
絵カードを見せてことばを教えようとしても、
なかなか興味を持ってくれず、学習には繋がりませんが、
”経験”することでお子さんの興味が掻き立てられ、
無意識に学習意欲が高まります!
だから、
様々なことを”経験”することが大事なんです!
”経験”すると、心が動きます![]()
お子さんの心が動いた時に、
お子さんの行動や気持ちを言語化してあげましょう![]()
「大きいね!」「重いね!」「重くて落ちちゃったね…」
「落としたら割れちゃったね…」「びっくりしたね〜」のように…
お子さんの行動や気持ちを言語化することで、
”名称・動作語・感情ーことば”が結び付いて覚えることができ、
いずれお子さん自身が、そのことばを適切な時に使えるようになります![]()
また、お子さんの行動や気持ちを言語化することで、
お子さんは「僕/私のことを見てくれている
」
「僕/私の気持ちを分かってくれる
」
という安心感を得ることができます![]()
「ことばを教えよう!」と張り切って
色々な教材を買われた方もいらっしゃると思います。
決して無駄なものではありません!
使い道はあります!
ただ、それだけでことばを教えることには限界があります。
実物を見たり、持ったり、匂いを嗅いだり、食べたりする
”経験”をさせましょう!
そして、
お子さんの行動や気持ちを言語化することで、
使えることばを教えていきましょう!
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