【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy代表の多部未来(たべみく)です。
”言語訓練”と画像検索すると、
言語聴覚士が絵カードを見せている画像が多く出てきます。
また、”ことばを教える”というイメージから、
「絵カードを使ってお勉強するのだろう」
と思われる方もいらっしゃると思います。
お子さんの言語訓練をご覧になったことがある方はご存知かもしれませんが、
言語訓練は絵カードを使ってお勉強するだけではありません!
一見すると、お子さんと楽しく遊んでいるだけのように見えてしまうかもしれません。
「想像していた言語訓練と違う…」と思われ、
「期待していたものではない」と感じられるかもしれません。
私もお子さんがどれくらいことばを理解しているのか評価するために絵カードを使います。
また、実物やフィギュアなどがない場合は、絵カードで見立て遊びをすることもあります。
ただ、実際は…
◯ お子さんの好きなもので遊ぶ
◯ おままごと
◯ 身体を使ったゲーム
◯ 塗り絵
◯ お制作
◯ 感触遊び
といったことをしています♪
目的をきちんと説明されなければ、
「これが言語訓練なの?」
「ただ遊んでいるだけじゃん!」
と思われますよね?
これらの遊びにどういう目的があるのか
簡単にご説明いたします
◯ お子さんの好きなもので遊ぶ
→お子さんとの信頼関係作り
→対人意識の評価
→お子さんの興味や自発話の把握
→お子さんの遊び方に変化を加えても受け入れて楽しめるか
◯ おままごと
→名称や動作語の理解&表出
→指示理解
→コミュニケーション
→物の操作
→物の用途理解
◯ 身体を使ったゲーム
→身体部位理解
→指示理解
→動作模倣
→運動面や感覚面の評価
◯ 塗り絵
→名称理解
→細かい部位の名称理解
→手の操作
→集中の持続
◯ お制作
→名称や動作語の理解
→指示理解
→物の操作
→手の操作
→空間認知
→集中の持続
◯ 感触遊び
→実体験に基づく感覚や感情のことばの理解&表出
→感覚面の評価
ざっと書き出しましたが、
こういう目的があってお子さんと関わっているのだと知ると、
”ただ遊んでいるだけ”ではないことをご理解いただけますでしょうか?
絵カードでことばを教えることもできますが、限界がありますし、
絵カードだけでのお勉強はお子さんにとって楽しくないですよね?
楽しくないとお子さんは取り組んでくれませんし、
学びにも繋がっていきません!
言語聴覚士は必ず何かしらの目的を持って、お子さんと関わっています
「これは何のためにしているんだろう?」と疑問に持たれたら、
遠慮なく質問してくださいね
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