【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】
ことばの発達サポートfluffy代表の多部未来(たべみく)です。
皆さんは”幼児語”と”幼児音”の違い、ご存知ですか?
”幼児語”はことばの発達のために大人がお子さんにことば掛けする時に使用して良いものです
”幼児音”は発音の発達のために大人が使用すべきでないものです
そんなこと言われても、「そもそも”幼児語”と”幼児音”の違いがなんなのか分からない!」という方もいらっしゃるかと思います。
”幼児語”とは、”音の繰り返し”や”オノマトペ(擬音語・擬態語)”のことです。
”音の繰り返し”の幼児語の例は、「パパ」→”お父さん”、「ねんね」→”寝る”、などです。
”オノマトペ”の幼児語の例は、「ワンワン」→”犬”、「クルクル」→”回る”、「もぐもぐ」→”食べる、などです。
これらの”幼児語”は、お子さんの耳に届きやすい、意味をイメージしやすい、発音しやすい、というメリットがあります。
”幼児音”とは、お子さんのお口の運動発達の未熟さが要因の発音の誤りです。
例えば、”さかな”→「たかな」「しゃかな」「ちゃかな」、と発音してしまう状態です。
大人が”幼児音”でお子さんに話し掛けると、お子さんは正しい発音を知る機会が得られません。
私たちも英語を習う際に、私たちが発音しやすいようにと「アップル」と教えられるよりも、「apple」とネイティブな発音で教えてもらわなければ、海外に行った時に通用しませんよね?
だから、お子さんにも正しい発音を聞かせてあげましょう!
ただし、”言い直し”や”間違いを指摘”しないでください
お子さんが話すたびに、言い直しさせられたり、間違いを指摘されると、話すことが嫌になり、コミュニケーション意欲が下がっていってしまします
だから、お子さんのことばの発達のために”幼児語”でことば掛けし、お子さんの発音の発達のために”幼児音”で話し掛けることはやめましょう!
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