【ことば・コミュニケーションの発達や食べることをサポートする言語聴覚士】

ことばの発達サポートfluffy代表の多部未来(たべみく)です。

 

「ウチの子、駅のアナウンスや動画の音声は完コピしていて、家でもずっと言っているんですが、コミュニケーションが取れないんです…」と保護者さんから相談を受けることがあります。

 

言えることばはある!なんなら、文レベルで流暢に言っている!

でも、コミュニケーションが取れない…ショボーン

そんなお悩み、ありませんか?

 

発達しょうがいのお子さんの中には、駅のアナウンスやカーナビの音声、アニメの台詞を、イントネーションや間を完コピして言えるお子さんがいます。

だからと言って、言えることばの意味を理解しているかというと、理解していなかったり、アニメの台詞を言えても日常場面でその台詞を使えなかったりします。

 

とある絵本とその歌が大好きなお子さん(以下、Bくん)がいました。

Bくんは絵本のページに合わせて、上手に歌いながらページを進めていくことを好んでよくしていました。

その絵本には「1つ」「2つ」「3つ」「4つ」「5つ」ということばが出てきます。

そのことばに対応するイラストが絵本にも個数分描かれています。

私がそのイラストをコピーして切り、それらをBくんの前に複数並べて、「1つ、ちょうだい」と伝え、数量の理解ができているのかをみてみました。

ところが、Bくんは私が言っている意味が分からず、目の前にあるものを全て私に渡してきました。

私は絵本に数に対応するイラストが個数分描かれているので、せめて「1つ」は理解しているかな〜と思っていましたが、そうではありませんでした。

 

「言えることばが増える!」「英語が言える!」「アニメ1話分を完コピできた!」と喜び、どんどん動画を見せ続けていると、言えることばは増えても、理解を伴っていないことがあるため、その言えることばをコミュニケーションで使うことは難しいのですタラー

 

では、どうしたら良いのか?

理解できることばを増やしましょう!

状況に応じたことばを教えていきましょう!

 

そうすることで、コミュニケーションを取る際にことばで伝えたり、こちらが話している内容を理解したりすることができるようになってきます!

 

まずは、お子さんの好きなことに寄り添って、一緒に楽しんでみてくださいルンルン

自分が好きなことを一緒に遊んでくれる人への意識が高まります

人への意識が高まると、その人が言っていることに耳を傾けてくれるようになります。

自分の好きなことに関しては「もっと知りたい!」という気持ちになりやすく、遊びの中でことば掛けしたことばの理解が促されます。

また、好きなことで遊んでいる中で、モノの貸し借りなどのやり取りが行われると思います。

「ちょうだい」「貸して」「良いよ」「どうぞ」「ありがとう」など、コミュニケーションをとる上で必要なことばや、そのことばの使い方を知ることもできます

 

完コピした音声を言うことを止める必要はありません

それを言うことで、お子さんは気持ちを落ち着けたり、安心感を得たり、感覚刺激を入れたりしている可能性があるからです。

その行為は見守りましょうにっこり

そして、コミュニケーションでことばが使えるように、まずはそのお子さんの好きなことに寄り添って、一緒に楽しんでみてください!

徐々にですが、ことばでのコミュニケーションが取れるようになってきますキラキラ

 

「ウチの子とどう関わったら、コミュニケーションが取れるようになるの?」とお悩みでしたら、是非、ことばの発達サポートfluffyの多部未来までご相談ください。

私がお子さんに合ったサポート内容をご提案いたします!

 

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