デュモン君の構想
「オレさぁ、やっぱり大学には行きたいんだよね」
ドライブ途中、デュモンがイキナリ語り出した。
「え?中学の別室登校もやっとこさの現状なのに???」
思ったけど口にしないのが、最近の私
余計なことは言わないに限る。
将来のことを考えると、大学行きたいんだって
いや~びっくり。
今まで、ほとんど勉強してなかったのに
最近、勉強してるなーとは思ったのだけれど
でも、その前に高校ってものがあるのよね
わかってるんだよね?
何が彼にそう思わせたのかはわからないけど
自分から言い出したんだもんね
ずいぶん進歩したんだな
この子は、きっと・・・・・
もう「学校」と名の付くところには行かないんだろうな・・・
と思っていた。
小学校の門から中に入れなかったし
入ろうとすると、腹痛を起こしたり、吐いたり、足が痛くなったり
何回か自分で入ろうとしてたけど
真っ青になって倒れたこともあった。
トラウマになってしまったんだな・・・って思ってた。
カウンセラーにそう話すと
「それは、わかりませんよ」
って言われたけど
気休めで言ってくれてるんだと思ってた
でも、
中一の一学期
デュモンは別室登校をした。
ほとんど休まなかった。
給食も食べられるようになり
「夏休みってつまんないね」
と、言い出した。
そして
「大学にも行きたいと思ってる」
って
子供の底力ってすごい
協力してくれてる、先生やカウンセラーや相談員の人たち
みんなの力で、デュモンの中からどんどん何かが引き出されていく
あとは、デュモンを信じていればいいのだろうか